見城徹
出典: フリー百科事典『ウィキペディア(Wikipedia)』
見城 徹(けんじょう とおる、1950年12月29日-)は幻冬舎代表取締役社長。
[編集] 来歴・人物
静岡県清水市(現:静岡市清水区)生まれ。父は小糸製作所勤務の会社員。
静岡県立清水南高等学校を最優等の成績で卒業し、慶應義塾大学法学部に進む。大学時代は吉本隆明詩集を愛読。当時は弁護士志望だったが、大学卒業後は廣済堂出版に入社。このとき作った「10万円独立商法」が東京スポーツ記者時代の高橋三千綱に激賞される。
やがて角川書店に転じ、『野性時代』『月刊カドカワ』などの編集を担当。有力ボディービルダー編集者として知られた。
社長角川春樹に気に入られ、41歳にして取締役編集部長に昇進したが、角川のコカイン密輸事件を機に退社し、1993年11月12日に幻冬舎を設立した。 設立後、斬新なアイデアを基に、出版界の常識を打ち破る型破りな方法で村上龍、五木寛之、宮部みゆきなどの作品で次々とベストセラーを世に送り出す。特に、村上龍は見城に全幅の信頼を寄せている。また、作家としての尾崎豊を見出した。 2006年11月18日現在、幻冬舎社長兼編集者。
幻冬舎のマークに描かれている「槍を高くかざした人間」のモデルは見城本人で、自らポーズをとって描かせたものである。
[編集] 関連項目
- ヤクザ ジャーナリズム
- 林真理子:犬猿の仲といわれている。