距離標
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距離標(きょりひょう)とは、鉄道や道路等の起点からの距離を表した標識の一つ。キロメートル単位で表しているものが多いことから、一般にはキロポストと呼ばれる。
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[編集] 鉄道
日本の鉄道の距離標には、示す距離によって甲号・乙号・丙号の3種がある。詳しくは鉄道標識#距離標を参照されたい。
起点には「0キロポスト」といわれる標識が置かれる。0キロポストは、他のキロポストとは異なり意匠を凝らしたものが多い。中でも東京駅に置かれるものは著名である。
[編集] 道路
日本では道路のキロポストは高速道路、一般国道その他の主要な道路(都道府県道など)に設置され、 事故などの際の目印として路肩や中央分離帯などに目立つ形で設けてある。
高速道路に設置されるキロポストは横長の板で、緑地に白の文字でキロ数が書かれている。他に、100m毎に100メートルポストが設置される。100メートルポストは白地に緑色の文字で、キロ数と小数点第1位が書かれている。
一般国道など一般道に設置されるキロポストは特に形に決まりはないが、起点の地名とキロ数が書かれているものが多い。かつては、黄色の柱の側面に黒い文字で距離の数字を書いたものであった。
一般の歩行者用のものとしては、大阪国道事務所が御堂筋に設置したものなどがある。
鉄道の0キロポストに当たるものとして、かつては各市町村に道路元標が設置されていた。現在の道路法では道路元標の設置義務はないが、道路管理者が独自に設置した意匠を凝らした0キロポストが各地にある。ちなみに都道の0キロポストは青色の三角柱形。
インドネシアでは、道路の起点・終点までのキロ単位の距離を示す石柱が、道路脇に立てられる。また、100mおきに1、2などと書かれた小さな柱が立てられる。
[編集] 河川

河口または合流点からの距離を標示する標識が、一般に左右岸の堤防法肩に、概ね 100~500m 毎に設置されており、河川および河川敷の管理に利用されている。
たとえば橋など河川敷に設けられる構造物の位置を表す際に、この距離標を基準にして位置が示される。ここで 17.8k +20m と表記する場合、河口より 17.8k の距離標より 20m 上流であることを示し、つまり河口より 17k820m の地点であると分かる。
材質等に特段の規定はないが、錆びることなく劣化に比較的強い石柱がよく使われる傾向がある。また、近頃は河川敷が近隣住民の憩いの場として利用されていることへの配慮からか、大きな単位の距離標は目立つように設置される例も見られる。
[編集] 関連項目
[編集] ギャラリー
岩泉線の0キロポスト(甲号距離標) |
京王競馬場線の0キロポスト |
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国道246号の7kmキロ程票 |
国道20号の11.7kmキロ程票 |
東京都道229号府中調布線0kmキロ程票 |
東京都道420号鮫洲大山線7kmキロ程票 |
東京都道420号鮫洲大山線8.3kmキロ程票 |
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