野反湖
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野反湖(のぞりこ)は、群馬県吾妻郡六合村にある標高約1550mにあるダム湖。湖水は信濃川を経て日本海へ流れる。なお、群馬県かつ関東で水が日本海へ流れるのは、尾瀬とここだけである。
上信越高原国立公園特別地域に指定されており、ダム湖百選にも選ばれている。もともとは尾瀬のような湿地帯であったところに、東京電力の発電用ダムである野反ダムが建設され、現在のようなダム湖になった。
国道405号が湖の東部を通って、長野県との県境近くの野反ダムまで車で入れる。なお、冬季は通行止めである。また、本数は少ないが夏場にはJR吾妻線の長野原草津口駅から、JRバス関東による路線バスが運行されている。
野反湖はダム湖らしからぬ風景を持つ高原の美しい湖であり、特に野反峠からの眺望はまるで天然の湖の様である。湖畔はノゾリキスゲなどの高山植物の宝庫である。このため初夏から秋にかけてハイキング(近年、湖の周囲に遊歩道が整備されている)やキャンプを楽しむ観光客や、ニジマスやイワナなどの魚釣り(入漁券が必要)などを楽しむ客で賑わう。
また、白砂山などの上信越国境の山々の登山口でもある。
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