金冠山
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金冠山(きんかんざん、標高 816m)は静岡県の伊豆半島西部にある山。小達磨(こだるま)とも。
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[編集] 概要
金冠山は、伊豆半島の北西の端にある山で、静岡県沼津市戸田・西浦と静岡県伊豆市修善寺との境界付近にある。 南には戸田峠を挟み達磨山、西には駿河湾、北には大瀬崎そして奥駿河湾の内浦湾越しに富士山が望め、西には箱根山系・田方平野・天城山脈が広がっている。
[編集] 植生
金冠山を含め、達磨山高原はマメザクラが群生しており、春には薄桃色の花をつける。山全体はヤマボウシ・アセビ等の低潅木やスズタケが山肌を覆っている。 これは駿河湾から吹き込む風により頻繁に霧が巻くこと、冬季に若干の積雪は見られるものの全体に温暖な気候であることが成因と考えられる。
[編集] 観光
山頂は、沼津市にあるものの、地理的に伊豆市街が近いため、伊豆市が達磨山を含めた西伊豆スカイライン北方を『達磨山高原』と称し、山麓の虹の郷と一体に観光誘致に勤めている。 他方、沼津市も北麓に「市民の森」を整備し、沼津市民の為に余暇施設としての利用を促進している。
[編集] 交通
金冠山の西は旧戸田村(現沼津市戸田)で、陸路で市街へアクセスする3つのルートのうち、2つは金冠山麓を通り地域住民の生活基盤となっている。 近年、静岡県道127号船原西浦高原線のトンネルが金冠山の下に開通した。⇒伊豆の道風景30選
[編集] 位置情報
[編集] 関連項目
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