阪堺電気軌道501形電車
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モ501形電車(も501がたでんしゃ)は、阪堺電気軌道が保有する電車。1957年に登場。製造は帝國車輛工業(現在は東急車輛に合併)。
車体は前面は大阪市電3001形に、側面は当時同線を経営していた南海電気鉄道が増備していた特急車11001系などによく似ており、全金属製のボディを持つ。
また大阪市電3001形同様、いわゆるPCCカーの影響下に登場した高性能車であり、走行装置は平行カルダン駆動と空気ばね台車、電気空気併用ブレーキ(現在は空気ブレーキのみ)、多段式総括制御を装備(台車においては全国の路面電車で初)し、当時から路面電車らしからぬハイスペックを誇る。
その後1970年代半ばにワンマン化改造、1980年代半ばに冷房改造を受け、現在も製造された5両全車が在籍して活躍している。
[編集] 保有車両の塗装
- モ502は不動産販売「トラスティ」
の広告を塗装している。
なお、モ501、モ503~505は通称雲電車(橙)と呼ばれる特別塗装を施している。
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