阿散井恋次
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阿散井恋次(あばらい れんじ)は、漫画『BLEACH』の登場人物。アニメの声優は伊藤健太郎(少年期は木内レイコ)。ミュージカルでの俳優は森山栄治。
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[編集] プロフィール
注意 : 以降に、作品の結末など核心部分が記述されています。
[編集] 人物
朽木ルキアとは流魂街からの幼馴染で、南流魂街78地区『戌吊』で苦楽を共にした家族のようなものだった。が、ルキアの幸せを願い、彼女を朽木家の養子に迎え入れることを承諾してしまった。このことが後の恋次とルキアの関係の起点になっている。眉毛から額、首から上半身にかけて大仰な刺青を入れている。(一部では迷路とまで言われており、壷府リンには「私はまだあの迷路をクリアしたことはありません」とまで言われる始末である。)そのような過激な外見とは裏腹に、性格は安定して落ち着きがある一方、啓吾に対し一護と共に容赦無く顔面キックを入れたり、(しかし原因は啓吾自身にある)水色に一護と似ていると言われたりと、少々キレ易い一面も伺える(アニメにおけるバウント編)また浦原いわく、「見かけの割に繊細」。同僚や後輩達からの信頼は厚い。上司の朽木白哉とは正反対の甘党。好物は鯛焼きである。六番隊の副隊長に任命される前は十一番隊に在籍(六番隊副隊長任命時は第六席だった)し、斑目一角に戦い方を教わっていた事もある。その為、今でも「殺す相手に名乗る」「勝負は一対一(タイマン)」など、一角から教わった流儀は守っている。
六番隊副隊長に任命された後、死神能力の譲渡を犯したルキアの捕縛命令を受け、当初は命令通りルキアを尸魂界へ連れて行くが、懺罪宮前での黒崎一護との死闘の後、ルキアを助ける事を決意する。修得間近だった卍解の修行を終え、ルキアの処刑是非を巡る騒動の中白哉に戦いを挑むが、卍解修得後の修行までは行き届かなかったため白哉の鬼道に翻弄され、更に白哉の卍解に自身の卍解も破壊され敗北。しかし最後まで戦士としての闘志を失わず戦い続けたため、敗れはしたが白哉から認められた。その後花太郎の治癒(アニメでは卯ノ花が何故か治療している)で回復し再びルキア救出に向かい、一護と共に藍染に立ち向かうも一蹴されてしまうが、真実を知った護廷十三隊の救援もあって結果的にルキアを救うことができた。
ルキアの処刑是非を巡る騒動の終結後、破面襲来の報を受け、ルキアらと共に現世へ派遣され一護と再合流する。グリムジョー・ジャガージャック率いる破面の軍勢が攻めてきた際にはイールフォルト・グランツと対峙。最初は苦戦するも、限定解除を行い、狒骨大砲を決めて倒した。また、グリムジョーに負けたとする一護を「生きていたら勝ち」だと慰めていた。その後、浦原商店で厄介になり、茶渡泰虎の修行の手伝いをやらされることになる(ちなみに最初はイヤイヤだったが、やっているうちにノリノリで戦っていた)。
初めて登場した時は立場上の問題からかルキアの幼馴染とはとても思えないような口ぶりと態度で本当に殺しかねないくらいの剣幕であったが、次に登場した時はルキアと漫才のような掛け合いをしていた。
ルキアを取り戻すため、護廷十三隊に入る以前から朽木白哉を超える事のみを考えて死ぬ気で鍛錬し続けていたが、結局一度も勝てず、現在もそれは変わらない。しかし、副隊長でありながら卍解を修得し、剣技においても白哉の得意技『閃花』を捌くなど、隊長クラスの死神に迫る実力を持つ。尚、十一番隊に在籍していた期間が長い為かは不明だが、鬼道はあまり得意では無い様子(だがアニメでも霊術院時代から既に鬼道は不得意であり、彼の性格の所為もあるのか鬼道が向いていないと思われる)。
ちなみに、九番隊副隊長の檜佐木は学院時代の先輩で、三番隊副隊長の吉良、五番隊副隊長の雛森とは学院時代の同期。 特進クラスの1組に所属。2066期生。
[編集] 斬魄刀
斬魄刀の名は『蛇尾丸(ざびまる)』。
能力解放と共に、刀身にいくつもの節を持ち、伸びて蛇のようにしなる形状に変形。伸縮自在であるため直接的な遠距離攻撃も可能。また、縮めた状態での大きさは作中の描写から黒崎一護の斬月とほぼ同程度であると分かる。 解放の掛け声は「咆えろ『蛇尾丸』(ほえろ『~』)」。
[編集] 卍解
【卍解】の名は『狒狒王蛇尾丸(ひひおうざびまる)』。
解放と同時に巨大な蛇の骨の様な形状に変化し、恋次自身は狒狒の骨と毛皮を身に纏う。戦闘方法は始解時と殆ど変わらないが、斬魄刀そのものによる一撃一撃が非常に強力で、ギリアン級破面の斬魄刀も容易に打ち砕く。又、巨体に係わらず動作も素早く、隊長格の瞬歩にも充分に対応可能。始解時同様に複数のパーツで構成されているが、各パーツは形を持った霊体ではなく恋次自身の霊圧で繋がれている為、斬魄刀などで連結を断ち切る事は不可能で、分離や再結合は自由自在に行う事ができる。アニメではその特性を活かし「狒牙絶咬」を使用していた(何故かそれでも蛇尾丸本体への負担は掛かる)。
尚、卍解を修得して間もない為、その巨大な刀身を自由自在に操れるほどの域には達しておらず、未だ狒狒王蛇尾丸の本領は発揮されていないものと思われる。
[編集] 蛇尾丸(本体)
声:古澤徹
蛇の尾を持った白い体毛の狒狒。俗に言う鵺。身体と尾で別々の人格を有しており、蛇のほうは少々口が悪い。一護との死闘の終、斬月との再戦を望んでいた。
[編集] 技
- 「狒牙絶咬(ひがぜっこう)」
- 節の途切れた蛇尾丸の刀身を一斉に相手に突き立てる、刀身を折られた時の非常用の技。折れた斬魄刀が突然攻撃を仕掛けてくる為、相手の意表を衝いたり隙を作り出すには効果的だが、傷ついた蛇尾丸に無理を強いる技である為、斬魄刀本体への負担が大きく、連続しては使えない。アニメでは卍解状態でも使用していた。
- 「狒骨大砲(ひこつたいほう)」
- 自身の霊圧を開放し、狒狒王蛇尾丸の口から巨大な霊圧の塊を発射する。
[編集] アニメ
バウント編では副隊長だが空座町の担当として派遣され一護達と共に戦う。登場時には70年代ファッションに身を包んで一護の前に現れる。赴任中は破面編より先に浦原商店メンバーと出会い、彼らの元で居候として身を寄せるが、居候としての身の上のため浦原商店メンバーに頭が上がらず、浦原等に「居候」を連発されおかわりができなかったり、「死神図鑑ゴールデン」で、おかわりできないので夜中にこっそり起きてご飯を食べようとするも、浦原、ジン太に確信犯的な行動(輪ゴム鉄砲)で阻止されたりと、ある意味かなり可哀相な 扱いを受けてしまう。終いにはバウント達の尸魂界進出に伴い尸魂界へ帰る前に浦原商店の掃除までするという場面もあった。
現世の戦闘において狩矢が作り出したドール・ビットの進攻から一人の少年を守ろうと奮戦するがかなわず、少年が重傷を負ったことに対し責任を感じてしまう。そのためか人の命を奪ったうえに人間によるバウントに対する迫害の仕打ちを説いて自分達を哀れむ宇柿に対し怒りをぶつける一幕もあった。宇柿のドール・ゲゼルとの対戦に【卍解】で挑み勝利する。
[編集] 関連項目
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登場人物一覧 | 主要登場人物…黒崎一護 | 朽木ルキア(護廷十三隊所属) | 井上織姫 | 阿散井恋次(護廷十三隊所属) 護廷十三隊…朽木白哉 | 日番谷冬獅郎 | 涅マユリ | 藍染惣右介(後に謀反)| 浦原喜助(追放処分) |
用語/関連人物 | 虚 | 破面 | バウント |