非情のライセンス
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目次 |
[編集] 概要
はみ出し刑事の集まり「警視庁特捜部」に所属する会田刑事が型破りな捜査方法で事件を解決する姿を描くハードボイルド刑事ドラマ。
- 原作は生島治郎の兇悪シリーズの短編集「兇悪の門」。
- 兇悪シリーズの内容:「使い方によっては普通の刑事より、はみ出し刑事の方がよい」ということで矢部警視が作った「警視庁特捜部」。巨悪に対しては強引な捜査を行い、時に上層部の問題になる部署である。ここに所属する会田刑事はかつて在籍していた捜査四課時代に良かれと思った行動が過剰防衛で問題になり特捜部へ来た刑事である。この会田刑事が単独で型破りな捜査方法で事件を解決する姿を描いている。特にハードボイルドではない。
- 会田刑事は肩まで髪を伸ばし、マニキュアをすることから若者と思われる。また「昇進は部長刑事どまりで結構」と言う台詞があることから巡査部長以下。
- この小説を土台に「非情のライセンス」というハードボイルド・刑事ドラマを作っている。
- 「兇悪シリーズ」=「非情のライセンス」とは言い難い。
- 「非情のライセンス」の世界は主題歌「昭和ブルース」と合っている。サントラ盤CDの解説では「ザ・ブルーベル・シンガーズの『昭和ブルース』(昭和44年)を聞いた片岡政義プロデューサーが戦中派の心情を汲み取って製作した作品」と書かれている。
- 会田刑事の設定は小説より年上と感じられ、身なりも小説よりは普通である。
- 広島出身の会田刑事は原爆で両親を亡くしており、自らも軽度の白血病を患う被爆者。姉が米兵に暴行され自殺するという過去も持ち、その出自に関連したサイドストーリーも用意されている。
- その他の主なドラマ独自の設定
[編集] 放映期間
第1シリーズ
1973年4月5日~1974年3月28日 NET(現・テレビ朝日)系 毎週 木曜日22:00~22:54(全52話)
第2シリーズ
1974年10月3日~1977年3月31日 NET(現・テレビ朝日)系 毎週 木曜日22:00~22:54(全124話)
第3シリーズ
1980年5月1日~1980年12月4日 ANB(テレビ朝日)系 毎週 木曜日22:00~22:54(全26話)
[編集] 主なキャスト
[編集] 第1~3シリーズ共通
<警視庁特捜部>
<警視庁捜査一課>
- 橘警部:渡辺文雄
[編集] 第1シリーズ
<警視庁特捜部>
<その他>
[編集] 第2シリーズ
<警視庁特捜部>
<その他>
[編集] 第3シリーズ
<警視庁特捜部>
<その他>
[編集] 主題歌
オープニング
(「非情のライセンスのテーマ」に歌詞を付けた曲、第2シリーズ52話から63話まで使用) エンディング
[編集] 制作
[編集] 補足
- 第2シリーズ第39話「やさしい兇悪」の監督は天知茂。1975年7月3日放送(ゲスト:牟田悌三)。
- 第2シリーズ第55話「兇悪の花道」の脚本は、作家デビューする前の赤川次郎。1975年10月30日放送(ゲスト:待田京介)。
- 各回共通のオープニング用のタイトルバック映像はない。本編はオープニング・テーマと共にキャストやスタッフのクレジットを流しながら始まり、「昭和ブルース」と共に終わる。次回予告は会田刑事のナレーション。
NET系 木曜22:00枠 | ||
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次番組 |
地獄の辰捕物控 | ザ・ボディガード |
NET系 木曜22:00枠 | ||
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ザ・ボディガード | 海峡物語 |
テレビ朝日系 木曜22:00枠 | ||
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判決 第2シリーズ |
加山雄三のブラック・ジャック |
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