鴨川 (埼玉県)
出典: フリー百科事典『ウィキペディア(Wikipedia)』
目次 |
[編集] 地理
埼玉県桶川市に発し、関東平野の台地を刻むごく緩い谷を南に向かって流れる。さいたま市の西部を通りぬけ、朝霞市で荒川に注ぐ。住宅地を通る川で、河川敷がほとんどない。
[編集] 歴史
昭和のはじめまで、大久保村(今のさいたま市桜区大久保)で西に折れて荒川に注いでおり、荒川増水時の逆流により周辺の村はしばしば水害に悩まされた。このため近隣の村々で資金を出し合い、かつての荒川合流部付近に千貫樋とよばれる関門を設置した。さらに十分な対策を行うため1915年(昭和10年)に鴨川を南に延長して鴻沼川の一支流に付け替え、鴻沼川に合流させた。合流点から下流はそのときまで鴻沼川のものだったが、鴨川が本流にされたため、鴨川と名を変えた。付け替えで切り離された旧鴨川下流は今も小河川として残り、一部は千貫樋水郷公園として整備されている。
20世紀後半には台風時にしばしば溢れたが、後に状況は改善された。
[編集] 彩の国音かおりの里、鴨川みずべの里
1990年代に、鴨川そばのさいたま市西区水判土に、彩の国音かおりの里、鴨川みずべの里という二つの公園が作られた。近所の自然に親しむための施設で、彩の国音かおりの里は季節の自然の音とかおりを拾い集めることをテーマとする。鴨川みずべの里は、鴨川に注ぐ小川を造って清流ゾーン(石を敷いた水流)、みどりの小川ゾーン(生き物が多く水深の浅い小川)、さかなの小川ゾーン(水深60cmで魚が生息できる)を用意する。この小川は鴨川の旧河道をなぞって作られたものだが、水の流れの向きは昔と逆である。
[編集] 鴨川の支流・分流など
[編集] 鴨川に架かる橋梁
- 鴨川大橋
- 並木橋
- 栄橋
- 堀の内橋
- 学校橋
- 藤橋
- 根切橋
- 島根橋
- 在家橋
- 学校橋
- 上浅間橋
- 浅間橋
- 諏訪前橋
- 中土手橋
- 鴨川橋
- さくら草橋
カテゴリ: 書きかけの節のある項目 | 埼玉県の河川 | 荒川(関東)水系