鹿島灘
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鹿島灘(かしまなだ)は、茨城県東部の大洗岬~千葉県東部の犬吠埼に広がる太平洋の海域。灘と地名が付く海域では東端に当たる。
海底は水深140 mまで沈み込む大陸棚が続き、また太平洋から流れ込む日本海流(黒潮)と三陸沖から流れ込む千島海流(親潮)がぶつかり合う潮目となり、一帯は水産資源が豊富。サンマ、イワシ、イカなどが獲れ、久慈、大洗、波崎、銚子に漁港がある(銚子漁港は日本有数の漁港)。また、大洗近辺ではアンコウが冬の味覚として知られており、アンコウ料理の店が多い。
鹿島の地は古くから鹿島神宮の聖域として知られ、境内に自然の砂浜が残る。大規模な掘り埋め港で、鹿島臨海工業地帯の根幹を成す鹿島コンビナートはその南方にある。
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