鼓笛隊
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鼓笛隊(こてきたい)とは中世ヨーロッパに始まった音楽隊で主にドラム、ファイフを中心にした物である。 主に、教会などの音楽隊として組織され、日本には江戸時代末期に渡来した。
明治、大正期には日本各地でこれらの組織が作られる事となる。 昭和期になるとトランペットなどの金管楽器の他、様々な打楽器が加わる事となる。
現在は鼓笛隊とは言わずに、マーチングバンドの名が定着しつつある。
組織としては、学校で組織する物と、地域で組織する物がある。 前者は学校の高学年、音楽部などで組織し、後者は自主参加で組織されているケースが多い。 近年は少子化で組織が難しくなり、年齢層を大きくしたり、複数の学校が共同で行うケースもある。
主に学校の体育祭、文化祭の他、地域の祭り、イベントにも参加する事が多い。 学校で組織されているものの、目的は主に情操教育。 学校や自治体の教育方針により、実施するしないに濃淡がある。 実施する方針の自治体では、運動会のみならず地域の行事にも参加するが、実施しない方針の自治体では、児童たちが鼓笛という用語を知らないほどに鼓笛とは無縁である。 鼓笛を実施する方針の学校は、農村や都市の下町など、昔からの住民が多い地域に多い。 新興住宅地の多い自治体では学区が入り乱れるため、地域融和の一環もかねて組織する場合がある。この場合は大抵マーチングバンドという名称を使う。 音楽専科の教員の裁量で実施する場合もあるが、その場合は教員が他校に異動したら鼓笛も自動消滅することになる。
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[編集] 構成・歴史
→マーチングバンドを参照の事。
[編集] よく使われる楽器、パート
[編集] よく使われる曲目
アニメーションの曲や流行した邦楽が意外と多い。以前は「軍艦行進曲」や「抜刀隊」なども見られたが、現在では演奏されることは殆ど無い。
- こんにちはラッパ君(こんにちはトランペット)
- 黄色いリボン
- 宇宙戦艦ヤマト
- みなしごハッチ
- 海のトリトン
- 線路は続くよどこまでも
- オリンピックファンファーレ
- スタイン・ソング(乾杯の歌)
- オリーブの首飾り
など
また、行進曲が使われることも多い。その中でも特にスーザの作品が好まれている。
学校主体で組織される場合、校歌が入ることが多い。