KWEEN
出典: フリー百科事典『ウィキペディア(Wikipedia)』
KWEEN(クイーン)は日本を中心に活動する、イギリスのロックバンドQueen(クイーン)のトリビュートバンド。Queenのライブの再現をモットーとし、楽器・機材類は極力Queenと同等のものを使用する。さらに、照明スタッフには、1985年のQueen最終来日時のスタッフを起用。ステージプロダクションも含め、Queenにもっとも近いライブの再現をするバンドである。圧倒的なボーカルと適度なコミック感、そしてメンバーそれぞれのなりきり度は、日本国外からも注目され、フレディー追悼番組を制作していたBBCの単独インタビューを受けたこともある。
目次 |
[編集] 略歴
1991年、Queenのボーカル、フレディー・マーキュリー死後に、Queenが大きな人気を得た国である日本で追悼イベントがなんら行われなかったことを寂しく感じたQueenファンのミュージシャン5名により結成。日本で最初のフレディー追悼ライブを1992年12月に、東京御茶ノ水の日仏会館で開催する。
以後、ライブ活動と多くのメディア出演で、KWEENはQueenトリビュートバンドとしての地位を確立してゆく。日本国内の主要ライブハウスであるクラブチッタでは毎年11月に追悼公演を実施、さらに赤坂BLITZ、渋谷AXなどでもワンマンライブを展開し、東京以外では、Big Cat(大阪)、Electric Lady Land(名古屋)、ボトムライン(名古屋)などでライブを行う。その活動は、Queenのギタリストブライアン・メイの知るところとなり、ブライアンからKWEENに宛てて激励の手紙が届くこととなる。
そして1997年、1998年、2000年と、KWEENは英国ロンドン公演を敢行する。現地メディアからも賞賛され、全英ネットのモーニングショーでの演奏や、いくつかのライブハウスでは動員記録を更新するなど、話題となる。2000年にロンドン、コベントガーデンのロードハウスで行った公演では、800人の観客を動員する。
その後、数年間の活動休止を経て2003年、KWEENは大規模ロックフェスティバル「ライジング・サン・ロックフェスティバル in EZO 2003」でカムバックを果たすこととなる。
[編集] メンバー
結成当初
その後、1993年にギター、脇淵健二(ブライアンワキブチ)が加入。また、サポートキーボードは1995年~2005年が栗林裕(スパイククリバヤシ)、2005年後半からは広瀬学(スパイクヒロセ)がメンバーとなっている。
現在)
- ボーカル:江藤洋平(フレディーエトウ)
- ギター:脇淵健二(ブライアンワキブチ)
- ベース:降旗俊彰(ジョンフリハタ)
- ドラム:紀平延久(ロジャーキヒラ)
- サポートキーボード:広瀬学(スパイクヒロセ)
[編集] 主な出演テレビ番組
日本国内
- NHK:ファイト、むしまるQ、真夜中の王国ほか
- 日本テレビ:天才・たけしの元気が出るテレビ!!、ズームイン・スーパー、新橋ミュージックホールほか
- TBS:ニュース23、BLITZ
- フジテレビ: Johnny
- テレビ朝日:えびす温泉、ドスペ2(ミュージックガレージ、浅草キッドのルイおやじ王朝)、マグニチュード10ほか
- テレビ東京:たけしの誰でもピカソ
- テレビ神奈川:キャナガワ
日本国外
[編集] 主なフェスティバル出演歴
- ライジング・サン・ロックフェスティバル in EZO 2003
- サマーソニック2004
- ピースフルラブ・ロックフェスティバル(複数回出演)
[編集] ディスコグラフィ
- KWEEN World Tour 2005, The 70's Tribute Live
- KWEEN World Tour 2005, The 80's Tribute Live