Microsoft Office Specialist
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Microsoft Office Specialist(マイクロソフト オフィススペシャリスト)は、オデッセイコミュニケーションズが運営するマイクロソフト製のMicrosoft Officeに関する資格制度である。主催者はマイクロソフトである。以前まではMicrosoft Office User Specialist(略してMOUS)という名称であったが名称が長すぎるなどの理由で2003年11月に改名された。
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[編集] 概要
Microsoft Officeの基本操作ならびに応用的な操作を実践的に行う資格で、Officeのバージョン及び各種アプリケーションごとに試験科目が分かれている。通常使う上で最低限必要な操作方法を出題するスペシャリストレベル(旧一般コース)と、スペシャリストレベルの基礎的な内容を十分に踏まえた上でより応用的な操作ができるかどうかを問うエキスパートレベル(旧:上級コース)の2段階に分かれている(Microsoft Word・Microsoft Excel以外はスペシャリストレベルのみ)。
また、Microsoft Office 2000バージョンにおいては試験が行われている全てのアプリケーションにおいて合格(一般と上級の2コースある場合は上級だけの合格でよい)すると、Microsoft Office Masterに認定される。
Microsoft Office XPバージョン以降は、Microsoft Office Masterに認定されるために全てのアプリケーションの合格は不要になった。その替わりに必修3科目(Word及びExcelのエキスパートレベルとPowerPoint)と選択1科目(AccessまたはOutlook)の計4科目の合格が必要になった。
2005年11月以降Microsoft Office Master資格は、Microsoft Office Specialist試験を同一受験IDで受験した場合、受験者の4科目目の合格と同時に自動的に認定される。その場合、改めて認定を申請する必要は無い。
Microsoft Office Specialist資格は国籍や年齢を問わずに誰でも挑戦できる上、多くの企業でMicrosoft Officeを使用していること等から、主に事務関係・営業関係の就職に有利とされている。
ただしこの資格はアプリケーションのバージョンに依存するため取得しても永年的に活用できるような資格ではない。
[編集] 受験会場
基本的には決められた日時に全国一斉で試験が行われるが、一部のパソコンスクールや専修学校では随時試験が開催される。他の試験と異なり任意の時間に利用できる為、いつでも受験できるメリットがある。
[編集] Microsoft Official Trainer(MOT)
Microsoft Office Specialist資格の他に、Microsoft Officeを使用する人のトレーナーとしての資格を証明するためのMicrosoft公認資格として、Microsoft Official Trainer (MOT) がある。MOTに関してはMicrosoft Windowsの項を参照。また、Microsoft Office Specialist各試験内の全セクションにおいて、50%以上の正解率を挙げて合格する事を特別に「MOTレベルで合格」と言う。これはMOTに認定されるための条件として、当該Microsoft Office Specialist試験の全セクションにおいて50%以上の正解率を求めている事による。
[編集] 取得可能なMicrosoft Office製品
- Microsoft Office Word(スペシャリストレベル・エキスパートレベル)
- Microsoft Office Excel(スペシャリストレベル・エキスパートレベル)
- Microsoft Office PowerPoint
- Microsoft Office Outlook
- Microsoft Office Access
[編集] 関連項目
- Microsoft Office
- Microsoft Windows
- パソコン検定(MOSよりも技術力が求められる)
- 日本の資格の分野別一覧
- 資格
[編集] 外部リンク
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