Swing Saturday ねぎって行こう!
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Swing Saturday ねぎって行こう!(すうぃんぐさたでーねぎっていこう)は、山口県のKRY山口放送ラジオで1975年10月から2006年9月23日まで31年間に渡り放送されたラジオ番組。番組終了時は土曜16:00~16:55の放送だった。
1995年に日本民間放送連盟賞ラジオ娯楽部門の最優秀賞を受賞している。
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[編集] 概要
- ネッツトヨタ山口(トヨタ系ディーラー、旧トヨタオート山口)の一社提供。毎回ネッツトヨタ山口の周南地区の営業所から営業社員を招き、中古車(このため扱う車がトヨタ車とは限らない、最終回もトヨタ車ではなかった)を紹介して、それを司会の2人が値切る(「ねぎって行こう!」のタイトルはこれに由来する)コーナーを番組の一つの軸としており、ある意味ではラジオショッピング的番組とも言える。また、もう一つの軸として川柳のコーナー「お笑い5・7・5」があり、リスナー参加型の番組となっていた。
- 番組開始当初以来、KRYアナウンサーの井上雪彦(故人、後述)とフリーアナウンサーの鈴木久美がBGM以外は曲もかけずにトークを繰り広げていた。正式タイトルは記事名の通りであるが、番組内では「雪彦・久美のスウィングサタデー ねぎって行こう!」とアナウンスされていた。
- 毎年年末年始には公開放送が行われ、番組終了後には福袋の抽選会も行われていた。山口放送本社1階のセミオープンスタジオ(第1スタジオ)で収録されており、通常の週でもスタジオ見学自体は可能であった(二人が見学に来たリスナーをいじる事も多かった)。基本的に生放送であったが、メインパーソナリティの井上のスケジュールの都合もあり、録音のときもあった。
- KRYラジオは県境の近くに高出力の送信所が置局されているため(周南本局・下関局・岩国局・須佐田万川局)、山口県内はもとより、福岡、広島、愛媛、大分など県外リスナーも多く、これらのリスナーにも支えられ、同局を代表する番組となった。
- しかし、放送日でもあった2006年8月12日朝、井上雪彦アナは病で急逝。遺族の意向もあり、当日の番組は事前に収録をされていたものが通常どおり放送され、KRYが公表したのは葬儀が済んだあとの14日の『熱血テレビ』上であった。8月19日には15:00~16:55の枠で「追悼特番 スウィングサタデー・ありがとう井上雪彦さん」を勝津正男アナメインで放送した。翌週の8月26日の放送以降、最終回まで井上の後任として渡辺三千彦アナがメインを張り、「三千彦・久美のスウィングサタデー ねぎって行こう!」として放送した(正式な番組名は従前のとおり)。井上の突然の死が、結果として31年にも及ぶ番組の歴史にピリオドを打つことに繋がる事となった。
- 終了後、鈴木久美は平日午後のワイド番組『お昼はZENKAI ラヂオな時間』に移動(木曜日を担当)。後番組は福谷貞夫アナと塚田文アナが担当する『さだとあ~やのラジKING』となった。引き続きネッツトヨタ山口がスポンサーとなり、中古車を値切るコーナーも残されている。
[編集] 以前あったコーナー
現在は前述の通り「お笑い5・7・5」がメインとなっているが、2003年3月までは「井上雪彦を知っちょってか(標準語訳・井上雪彦を知っていますか)」と「ミーハークイズ」がメインコーナーだった。
- 「井上雪彦を知っちょってか」は、毎週選ばれる4桁の番号(番組ではラッキーナンバーと呼称)を使って無作為に電話をかけ(例:番号が5757なら、今週は徳山市の5757として徳山市の5757番にかける)、井上雪彦を知ってるか質問した後返答に関わらず雑談をすると言う内容。大抵16:15-16:25頃に放送された。当初こそラジオ中心の活動で知名度が低かった井上だったが、1999年にテレビの夕方ワイド番組「熱血テレビ」がスタートして以降、山口県内で知らない人はほとんどいなくなった(これがコーナー終了のきっかけとなった)。
- 「ミーハークイズ」はリスナーが番組に電話をかけ、抽選に当たった2~3名がクイズに参加できるもの。問題は3択で、内容はその名の通りミーハーである(最近の話題が中心)。正解者には商品(中にはトヨタ提供でありながら長いことラジオ付きロールス・ロイスの置物もあった)がある。ちなみに正解率はほぼ100%(誤答しても2人が正解に誘導するため)。大抵16:25-16:40頃までに放送された。かつて、リスナープレゼントに当選した松山市の主婦が同じ日のミーハークイズにも当選したことがあった。
- ラッキーナンバーは車のナンバーにも適用され、KRY本社やネッツ店で景品を貰うことができた。
[編集] 余談
- パーソナリティはスタート時から雪彦の急逝まで雪彦・久美のコンビであり、以前この二人で「徳山午前0時」というデュエット曲のレコードをリリースしたこともある(既に廃盤、CD化もされず、近年オンエアでもかからない幻の1曲となっていたが、番組最終回のオープニングで久しぶりに放送された)。ちなみに2006年のKRY秋まつりにおいてこのコンビでニューバージョンを披露する予定であったが、井上の死に伴い、高橋良アナが代役として歌うことになった。
[編集] 外部リンク
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