熱血テレビ

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この項目では山口放送のローカル番組について説明しています。森田健作の冠番組については森田健作の熱血テレビをご覧ください。

熱血テレビ（ねっけつてれび）は、山口放送テレビで生放送されているローカル夕方ワイド番組。1999年 4月に放送開始。前番組は「情報一番!カツ躍ワイド」。ハイビジョン番組(地上デジタルテレビジョン放送のハイビジョンのみ)。

放送時間は、番組開始時は毎週月曜～金曜16:55～17:55だったが、2001年 1月から開始時刻が1分前倒しされ16:54～17:54（2002年 7月1日以降は～17:53、2004年 3月29日以降は～17:50）となった。2006年 4月3日の放送より更に1分前倒しされ、16:53～17:50となった。

[編集] 番組の概要とエピソード

県内での夕方ワイド番組の開始はyabの5時からワイド（1993年開局時開始）に半年遅れをとりいきいきやまぐち455をスタート。これと情報一番!カツ躍ワイドこそyabに敗れるという屈辱を味わうも、熱血テレビではyabから視聴者を奪い返し、2001年 3月にはyabの夕方ワイド番組を放送終了に追い込んだ。現在では県内唯一のローカル夕方ワイド番組である。
番組開始当初より、ラジオをメインに活動していた井上雪彦をメインキャスターに据え、井上のカラーを全面に出した番組作りをしていた。かつては番組タイトルが「井上雪彦の熱血テレビ」だった。

（参考）当時、井上は「朝は採れ生パパラジオ」を担当しており、勝津正男メインの「カツ躍ワイド」を放送していたが、井上の朝ラジオと勝津の夕テレビの枠が入れ替わる形となった。ちなみに勝津は、「情報畑～勇気栽培」⇒「おはようKRY」を担当している。

年に数回ほど、地元山口県出身の歌手山本譲二や俳優の原田大二郎が生出演する。山本譲二が出演する時はスタジオに観客を入れている(番組内で事前に募集)。
クリスマスごろになるとその年の総集編として、放送枠を拡大した「熱血テレビ年末スペシャル」を放送している。番組後半には「クリスマスイルミネーション中継」に参加している(後述)。
防府読売マラソンの準備などによりスタジオが使用できない場合はニューススタジオから放送する。スタジオにサイコロを投げる余裕が無いため、「パネルクイズ!答えはドッチ!?」にはサイコロを投げるVTRで対応する。
台風接近時は、キー局ネットに自社枠をおりまぜるか、完全にキー局ネットに切り替える。新潟県中越地震の時は、オープニングでその時の状態を放送し、「この後はNNNニュースプラス1特報をお送りします」というテロップの後にニュースプラス1が放送された（NNN参照）。
過去数回、24時間テレビ「愛は地球を救う」では、11:27頃から1時間ほど用意されているローカル枠を「24時間熱血スペシャル」とし、公開生放送を行っていた。内容は通常のお便り紹介以外に、その年の24時間テレビのテーマに合わせたコーナーを企画。OPとEDは通常のものを使用(CM前のジングルは24時間テレビ用に用意したジングルを使用)。
一部の新聞のラテ欄で熱血テレビにNNN NewsリアルタイムとNewsリアルタイムやまぐちが内包の形でかかれることがあるが、実際はすべて独立の編成となっている。
2006年8月12日、番組の顔だった井上が急逝。番組にとっても山口放送にとっても、大きな損失となった。遺族の希望もあり、葬儀・告別式後の8月14日の放送で井上の死を公表、“井上さんらしく笑って送る”追悼企画が放送され、最後の日のサイコロを振るシーンが放送された。8月14日のメイン司会は勝津正男と脇田美代であった。井上の死後も人気の高い、山口の夕方の看板番組となっている。
2006年9月25日よりスタジオがハイビジョン対応。同日よりハイビジョン制作となった。同時にスタジオセットもこれまでと大きく変わった。

[編集] 出演者

[編集] 男性

初代：井上雪彦（故人・開始～2006年 8月11日）
暫定期間：井上メインの番組であり、井上の死による混乱もあったため、この間は後任を特に定めず、残ったメンバー（主に高橋アナ、福谷アナが中心）が交代でメインキャスターを担当した。
2代目：高橋裕（2006年9月4日～）

[編集] 女性

初代　瀬川嘉（現在は｢瀬川よしみ｣の名で熱血レポーターとして参加している。）
2代目　山東美穂
3代目　村瀬ひとみ
4代目　脇田美代

[編集] ゲスト

山本譲二、原田大二郎、川嶋あい、萩本欽一、若林史江　など

[編集] タイムテーブル

[編集] 通常時

16:53　オープニング+FAX･TEL･メールテーマ紹介
16:57　熱血情報局

視聴者とスタジオの距離を縮め、より多くの視聴者の顔が見られるコーナー。視聴者とスタジオを結び、市町村の生の声・話題を拾う。

- 月タイムリー企画 (瀬川よしみ)
- 火山口この季節これが旬 (河野康子)
- 火　湯けむり温泉中継 (福谷貞夫；冬季に放送)
- 水 Go!Go!アロー号 (アローリポーター)
- 木行きあたりばったり町めぐり (原田かおり)
- 金週末中継 (河野康子)

17:08　今夜のもう一品

男性アナがエプロン姿でスタジオ内にある特設キッチンに立ち、「今からでもできる今夜のプラス1メニュー」を紹介。簡単な材料ですぐにでき、しかも季節感あふれる料理に取り組みながら、男性アナと料理の先生との軽妙な会話も楽しめる。ゲストに山本譲二や原田大二郎出演時は、彼らもキッチンに立つ。

17:21　暮らしにクリック
17:25　ぐるっと味めぐり(月-金)
17:30　ニュース(NNN+KRY)
17:33　天気予報
17:35　パネルクイズ!こたえはドッチ!?

毎週参加したい人をハガキで募る。そして毎日一人の人が電話で選ばれ最高3万円の商品券がゲットできる。クイズは3問あり1問正解につき、5000円。3問正解で15000円だが男性アナのふるサイコロの行方によっては3万円がゲットできる。亡き井上の人気を不動のものにし、「井上＝サイコロ」のイメージを作ったのもこのコーナーである。サイコロを振る際の井上のリアクションは視聴者に好評だった。このコーナーの前身は「パネルクイズ!答えは"上""下"ドッチ？」であった。

17:40　ウィークエンドシネマ(金のみ)
17:40　熱血でいこう!(金曜日は17:43から)

まさにその日の一押しの情報を伝えるコーナー。熱血リポーターが視聴者の疑問や知りたいことに応えていく。人間ドラマや健康の話題・レジャー・グルメ・教育・環境までジャンルにこだわらず、今一番関心のある山口の問題を取り上げる。

- 月達人MASTER! (荒石由紀恵)
- 火市町村中継 (福谷貞夫)
- 水知りたい生活の知恵 (原田かおり)
- 木週代わりゲストコーナー (山本譲二　ほか)
- 金行きあたりばったり町めぐり

17:47　プレゼントコーナー
17:48　エンディング

番組最後には、「5:50～ NEWSリアルタイム（ロゴ）　6:17～ NEWSリアルタイムやまぐち（ロゴ）」が出る。

日によって時間は変動する。

[編集] 短縮時内容

17:25　オープニング・テーマ紹介
17:27　熱血情報局
17:35　パネルクイズ!こたえはドッチ!?
17:45　ぐるっと味めぐり
17:48　エンディング・メッセージ紹介

[編集] クリスマスイルミネーション中継

毎年クリスマスの頃に日本テレビ系列の放送局が各地のクリスマスイルミネーションを中継でリレーするもので、KRYは熱血テレビで参加している。2004年度は次の順に全国11局が結ばれた。札幌市(STV)→仙台市(MMT)→郡山市(FCT)→甲府市(YBS)→静岡市(SDT)→金沢市(KTK)→呉市(HTV)→周南市(KRY)→鳥栖市(FBS)→熊本市(KKT)→長岡市(TeNY)

2006年は以下のとおり

安曇野市(TSB・幹事局)→札幌市(STV)→北上市(TVI)→仙台市(MMT)→鶴岡市(YBC)→いわき市(FCT)→新潟市(TeNY)→静岡市(SDT)→三次市(HTV)→西条市(RNB)→周南市(KRY)→福岡市(FBS)→阿蘇市(KKT)→安曇野市(TSB)

[編集] 補足

KRYラジオの昼ワイド「お昼はZENKAI ラヂオな時間」の15時台で熱血テレビの番組内容を紹介している。
2001年ごろからは17:08頃にごご5時ニッポンを放送していた。この時は、KRYの若手アナウンサーで「熱血テレビ」「プラス１やまぐち」「ひるらじ」に出演しないアナウンサーが徳山市内から中継した。
2006.3.21にワールド・ベースボール・クラシックで日本が優勝を果たしたときは17:25からNNNニュースプラス1をネット（元から「熱血」の放送予定が無かった）。ニュースプラス1は同年3月に終了したため、関東ローカル枠のプラス1ネットはこれが最初で最後となった。
2006.8.28に周南市の徳山高専で発生した女子学生殺害事件では、全国に情報を配信する為、16:53～17:25頃までを「リアルタイム特報」として同時ネット、その後25分間は内容を変更して放送した。
2006.9.26はNNN緊急報道特番新首相組閣をネットした為、「熱血テレビ」は17:20からの30分短縮版となった。
関門海峡を挟んで対岸の福岡県では、KRYと同系列のFBS福岡放送も参戦している「福岡夕方ワイド番組戦争」が繰り広げられ、NHKや周辺の県も巻き込む勢いとなっているが、NHK山口放送局の「情報いちばん!ちゅうごく」や「てれのんた」は、「熱血テレビ」に大きく水をあけられ、結局打ち切りに追い込まれてしまった。また、かつてKRYを苦しめたyab山口朝日放送は、現在はKBC九州朝日放送ともどもテレビ朝日制作の「スーパーJチャンネル」をそのまま放送している。