TRAIN-TRAIN (アルバム)
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TRAIN-TRAIN | ||
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THE BLUE HEARTS の アルバム | ||
リリース | 1988年11月23日 | |
録音 | SONY ROPPONGI STUDIO ONKIO HAUS |
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ジャンル | パンク・ロック | |
時間 | 43分35秒 | |
レーベル | メルダック | |
プロデュース | THE BLUE HEARTS 谷川千央 |
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チャート順位 | ||
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売上枚数 | ||
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THE BLUE HEARTS 年表 | ||
YOUNG AND PRETTY (1987年) |
TRAIN-TRAIN (1988年) |
BUST WASTE HIP (1990年) |
TRAIN-TRAIN(トレイン・トレイン)は、THE BLUE HEARTSの3rdアルバムである。
[編集] 内容
甲本と真島の共作が入っている。また、歌詞が共作ではあるが初めて河口作曲の歌が収録された。作詞クレジットの数で甲本が真島を上回る唯一のアルバムである。シングル「TRAIN-TRAIN」と同時発売。
プロデューサーの谷川千央のアイデアによりコンセプト・アルバムっぽく作られていて汽車の切符をイメージしたジャケット・デザイン、汽車が疾走していくようなブルースハープのソロから一曲目へと繋ぎ、最後の曲のあとには「TRAIN-TRAIN」のサビの一部と冒頭のハープのソロが再び流れる構成になっている。
前作までのパンク中心からブルース、フォーク、カントリー等のルーツ・ミュージックを反映させた多彩な楽曲群、そして様々なゲスト・ミュージシャンが参加している。
[編集] 収録曲
- TRAIN-TRAIN
(作詞・作曲:真島昌利)- ハープとドラムで伴奏を造っている。シングルバージョンとは別テイク。
- メリーゴーランド
(作詞・作曲:甲本ヒロト・真島昌利)- 甲本、真島の初の共作。ボウリングで遊んで帰ってきた夜、二人で作ったという。
- 電光石火
(作詞・作曲:甲本ヒロト)- デビュー前は、音源化分の後にも歌詞があった。
- ミサイル
(作詞・作曲:甲本ヒロト) - 僕の右手
(作詞・作曲:甲本ヒロト)- 甲本の友人、MASAMI(1992年に死去)をモデルにしたといわれる。彼の追憶ライブに甲本が出演した際にも歌われた。
- 当初、ファンクラブの会報等で発表されていたタイトルは「僕の右手を知りませんか」だった。
- 無言電話のブルース
(作詞・作曲:真島昌利) - 風船爆弾(バンバンバン)
(作詞:河口純之助・甲本ヒロト / 作曲:河口純之助) - ラブレター
(作詞・作曲:甲本ヒロト)- 多くのアーティストにカバーされている。
- ながれもの
(作詞・作曲:甲本ヒロト)- 甲本ヒロト自身の当時の心境を歌ったとされている。フィドルが印象的なカントリー調の作品である。
- ブルースをけとばせ
(作詞・作曲:真島昌利)- 真島がメインボーカルをつとめる。
- 青空
(作詞・作曲:真島昌利)- 当時、深刻な社会問題であったアパルトヘイトを題材にした曲。ちなみにアルバムの挿絵には楽曲にちなんだバスが描かれており、嘘つきの乗車お断りという英文が書かれてある。
- お前を離さない
(作詞・作曲:真島昌利)- 途中で加わる真島のコーラスは「oh baby give me one more kiss」。
- 最後にTRAIN-TRAINの頭の部分が流れる。このアルバムのコンセプト色の強さが窺える。