カントリー・ミュージック
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カントリー・ミュージック(Country Music)とは、アメリカの音楽のジャンルの一つ。 “カントリー・アンド・ウェスタン(Country & Western)”、または単に“カントリー”とも呼ばれる。 ヨーロッパの伝統的なフォーク・ミュージックやケルト音楽(Celtic music)などが、スピリチュアルやゴスペルなど霊歌・賛美歌の影響を受けて1930年代に成立した音楽。
北米大陸へ移住してきたアイルランド系、スコットランド系、イングランド系などケルト民族やアングロ・サクソン系の移民が持ち込んだ西欧・北欧音楽、特にケルト民謡やヨーデルなどがアパラチア山脈やオザーク地方といった、いわゆるアメリカ北東部からアメリカ南部にかけての山岳丘陵地帯の農村などで様々な音楽の影響を受け、オールドタイム・ミュージック(Old-time music)やヒルビリー・ミュージック(Hillbilly music)と呼ばれるアメリカ民謡の基礎を形成する。 それが19世紀後半の鉄道網の発達、蓄音機(Phonograph)の発明、20世紀前半のラジオの普及になどにともなって北米大陸全土に広まり、その伝統民謡的な部分を保ち続け1940年代にビル・モンロー(Bill Monroe)等により確立された民謡スタイルの音楽をブルーグラス(Bluegrass)と呼び、逆に様々な音楽を取り入れ大衆音楽化して、変化し続けているタイプの音楽をカントリー・ミュージックと呼ぶ。
1930年代に活躍したジミー・ロジャース(Jimmie Rodgers)やカーター・ファミリー(Carter Family)などが創始者といわれる。
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[編集] 演奏
演奏には当初、ギター、マンドリン、フィドル(ヴァイオリン)、バンジョー、リゾネーター・ギター、ウッドベース、オートハープ、アコーディオン、ハーモニカなどが用いられ、時にはたらい(金だらい、Washtub、Dishpan)や洗濯板(Washboard)、のこぎり(Musical saw)など生活用品や農機具も使われた。 しかし、現在のカントリーバンドの構成は、いわゆる“普通のロックバンド”と同じ、ギター、ベース、ドラム、キーボード等が中心で、そこにフィドルやバンジョー、スティール・ギター(Steel guitar)などを加えて、俗に言う“カントリーらしい味付け”をする場合も多いが、必ずしもそれらの楽器が必要というわけではない。
[編集] イメージ
カントリーと聞くと、一般的には西部開拓やカウボーイ(Cowboy)を連想する人も多いが、それはあくまでもハリウッドの映画産業やブロードウェイ・ミュージカルなどが作り上げた“西部劇”の影響であり、元々はそれほど深い関係ではない。そもそもカウボーイ全盛の19世紀にはまだカントリーという概念は存在せず、20世紀に入ってからの西部劇で演奏された曲も、クラシック音楽の作曲家が民謡などをベースに作った映画音楽・舞台音楽の類で、厳密に言うとカントリーというジャンルにも当てはまらない場合が多い。 後に一部のカントリー・ミュージシャンの方がそのイメージと人気にあやかり、カウボーイ風のハットやブーツを身に着け、西部劇風の演出を取り入れる様になる。 ちなみに一般的なカウボーイハットのことをテンガロンハットと呼ぶのは間違い。
[編集] 聖地
カントリー・ミュージックの聖地は、かつてのアメリカ音楽産業の中心地で、カントリーに関しては今もその力を失っていないテネシー州ナッシュビルにあるライマン公会堂(Ryman Auditorium)。 そこで毎週末に開かれていたグランド・オール・オープリー(Grand Ole Opry)というライブイベントが名物であったが、現在このイベントは場所を移し、郊外に造られた新しいコンサートホールで行われている。
[編集] 1950~60年代
1950年代中盤に入ると、ロックンロール、R&B、ジャズ、ブルース、ゴスペルといった、現在の軽音楽の母体となる黒人音楽との融合が始まり、“ロックンロールの王様”エルヴィス・プレスリーに代表される、ロカビリー(Rockabilly:ロックとヒルビリーの融合)スタイルのミュージシャンを多く生み出し、さらにスウィング(Swing)やブギウギ(Boogie-woogie)といったジャズのリズムを取り入れることにも成功、カントリー自体が様々な方向へと多様化・細分化し始める。 また、このころを境に、民謡やヒルビリー(丘陵地帯の田舎者)音楽という概念は薄れ始め、女性歌手を中心にソフトなラブソングやバラードなどで女性的、又は都会的なイメージを強調する路線や、男性は馬ではなくピックアップトラック(Pickup truck)やトラクターを運転する現代的なカウボーイやレッドネック(Redneck:南部の粗野な田舎者)のイメージ、さらにロカビリーの影響で不良青年やヤクザ者を強調する路線も追加される。 そして60年代にはフォーク・リヴァイヴァル・ムーブメントの影響なども多少影響し、カントリーの人気が更に盛り上がる。
この様に、急激な変化による大ブームが巻き起こった1950~60年代だったが、1970年代に入ると嵐の後の静けさのごとく一時的な衰退期を迎える。 しかし“聖地”ナッシュビルとは別に、カリフォルニア州やテキサス州などから新しいサウンドが生まれ、1980年代に入ると人気が再燃。1990年代から現在に至ってはアメリカで最も人気のある音楽ジャンルに位置づけられる。
[編集] 現在のカントリー・ミュージック
[編集] 人気
日本では「カントリー・ミュージック = (白人系)アメリカ人の演歌」と短絡的に理解されがちだが、現在のカントリー・ミュージックは、ロックやポップス等の影響を強く受け、今や若者を含めた幅広い世代の絶大な支持を得て、アメリカでは最も人気のある音楽ジャンルの一つとなっている。 例としては、花火やワイヤーアクションを使い、まるでハードロックのような派手なコンサート演出を取り入れたガース・ブルックス(Garth Brooks:動画)が、既に全アルバム売上総数1億枚を達成している。(ちなみにガース以外でアメリカ音楽史上、米国内で1億枚以上の売り上げを達成しているのは、エルビス・プレスリー、ビートルズ、レッド・ツェッペリンのみである。) また、カナダ出身の女性シンガーで、ポップスタイルを定着させたシャナイア・トゥエイン(Shania Twain:動画)も、アメリカ家庭の3軒に1軒が彼女のアルバムを所有しているというほどの売り上げを誇っており、彼らはもはや世界的ポップスターのマイケル・ジャクソンやマドンナなどの歴代総売り上げを超えている。 グループでは、女性トリオのディクシー・チックス(Dixie Chicks:動画)が既に3000万枚以上のCDを売り上げ、女性グループとしては史上最多セールスとなっている。 彼らに限らず、近年のアメリカ音楽シーンにおいて、カントリー・アーティストの活躍は目覚しい。
[編集] 音楽スタイル
最近のカントリーは、いわゆるロックやポップスの影響を強く受けているが、中にはヒップホップ調、ユーロビートやクラブ・ダンス調など、奇抜なスタイルの曲があったり、NASCARレースのファンやハーレーダビッドソンにまたがるバイカーたちに人気のブルース・ロックやサザン・ロック(Southern Rock)風の曲も多い。 また、多くの他ジャンルのミュージシャン(例:ボン・ジョヴィ(Bon Jovi)、キッド・ロック(Kid Rock)、ネリー(Nelly)、ジェシカ・シンプソン(Jessica Simpson)など)とのジャンルの垣根を越えたフィーチャリングも盛んに行われている。 曲中にラップを多用するカントリー・ラップ(Country-rap)を“Hick-Hop(*hickとは「田舎」を意味する。)”と称し、ヒップホップとロックとテハーノ音楽の要素を融合させ 独自のジャンルを確立した カウボーイ・トロイ(Cowboy Troy:動画)というテキサス出身の黒人ラッパーも、れっきとしたカントリー・アーティストに位置づけられているなど、もはや何をもってしてカントリーとするかという分類は難しい。
また、カントリー自体の認知度が低い日本でも、映画『パール・ハーバー』(Pearl Harbor 2001年)やフジテレビ系列で放送されたテレビドラマ『薔薇の十字架』の主題歌を歌うフェイス・ヒル(Faith Hill:動画)、映画『コヨーテ・アグリー』(Coyote Ugly 2000年)の挿入歌を歌うリアン・ライムス(LeAnn Rimes:動画)、ポップ・カントリーで旋風を巻き起こしたシャナイア・トゥエインなどのアルバムはそれぞれヒットとなり、 最近も、ディズニーのアニメーション映画『カーズ』(Cars 2006年)にサントラ参加した ラスカル フラッツ(Rascal Flatts:動画)、FOXテレビの人気アイドルオーディション番組 『アメリカン・アイドル(American Idol)』で優勝しデビューを果たした キャリー・アンダーウッド(Carrie Undrwood:動画)などもが人気をはくしているが、日本には彼らをカントリー・ミュージシャンだとは知らずに ポピュラー音楽として楽しんでいる洋楽ファンも多い。
現在、この様にカントリーのポップ化が進んでおり、「カントリーの産業化」と揶揄されることもあるが、“正統派”と言われるものや、昔から安酒場で歌われ続けている様な泥臭い往年のホンキートンク(Honky tonk)スタイル、テキサス州などを中心とした地域色の強いスタイル、ブルーグラスやフォーク・ミュージックなどもいまだ健在で、また十分な人気を保っており、そちらの方向へ回帰する者もいれば、その中間をうまく渡り歩くミュージシャンも多い。
[編集] 日本の現状
カントリーという音楽自体があまり認知されていない日本国内においても、カントリー・ミュージシャンは少なからず存在する。 中でも、毎年海外から第一線級の有名ミュージシャンを招いて、熊本県阿蘇の巨大野外ステージで開かれる『カントリーゴールド』(COUNTRY GOLD)というイベントをプロデュースし、自身も出演する チャーリー永谷はその草分け的な存在。 しかしながら、そんな日本人ミュージシャンたちの多くは、戦後間もない時期に進駐軍やFEN(米軍極東放送)などを通してカントリーに触れ、ロカビリーブーム到来とともにバンドを組み、朝鮮戦争やベトナム戦争当時、アジア各地の米軍キャンプや周辺のクラブで演奏した世代、もしくは多少若くても40代から団塊の世代にかけてがほとんどのため、アメリカの流行や最新とは 多少のズレが生じている。 またこれら古い世代のファンが市場を支配している部分もあり、メディアなどで紹介されたりオムニバス盤などに収録されるカントリー音楽は、いわゆる“オールディーズ”や“懐メロ”の部類、又は泥臭いスタイルやブルーグラス色の強いスタイルが多くなっている。 この様な状況は、日本における「カントリー = 古臭い・田舎臭い・おやじ臭い」というイメージを助長し、往年のスタイルを愛する世代と現在のカントリーを好む世代とのファン同士の対立の原因ともなっている。
[編集] 人種
現在カントリー・ミュージックはアメリカを中心に、カナダ、オーストラリア、一部ヨーロッパでも人気だが、やはりファンやアーティストには白人系が圧倒的に多く、そもそもがアメリカ南部やアパラチア発祥の音楽のため、一部では「人種差別と関係が深い音楽」と誤解されがちである。 実際、戦前や少し古い時代の曲の中には人種差別的な歌詞が入ったものや、たとえ今現在であってもアンダーグラウンドなシーンでは、差別用語・放送禁止用語を連発する過激な歌手も一部に存在する。 しかしながら、それはどのジャンルの音楽にも当てはまることで、カントリーだけが特別というわけではない。 現在のカントリー業界は、アメリカ音楽産業界でも人気の中心を担うジャンルであり、さらにそれを世界に広めていこうという方針を採っているので、あからさまな人種問題は存在しない。 特に1970年代以降、アフリカ系のチャーリー・プライド(Charley Pride)やフィリピン系のニール・マッコイ(Neal McCoy)など有色系のアーティストたちも第一線で活躍し、さらにバンドメンバーに目を向ければ、もはやヒスパニック系や黒人、アジア系も珍しくない時代になっており、数は少ないが日本人の姿も見受けられる。
[編集] 保守・愛国
現在のカントリーは、音楽的には様々な価値観を取り入れて発展しているが、アーティストやファンの政治的スタンスや歌詞に込められた心情の面では保守的な部分が強い。 元々が開拓民の民謡から派生しているため、自分の家族や故郷の州や町、また田舎の素朴さ、暖かさ、荒々しさなどを愛し、カウボーイやレッドネックといった自分の田舎臭いキャラクターを誇りとし、それを主張する内容の歌詞が多く、その裏には東部や都会に対する対抗意識や反発も表現される。 そしてそれが更に大きくなると、パトリオティズム(Patriotism:愛国心)や国粋主義と結びつき、アメリカ的価値観やアメリカ的自由を推奨する形として現れる。 その代表曲が1980年代初頭にヒットしたリー・グリーンウッド(Lee Greenwood)の"God Bless The USA (動画)"である。
2001年の9月11日に発生したアメリカ同時多発テロ事件以降、その保守傾向はますます強くなり、元軍人である父親を尊敬し、自身も軍事基地などで慰問コンサートを開くトビー・キース(Toby Keith: 動画)の"Courtesy of the Red, White and Blue (The Angry American) (動画)" や"American Soldier (動画)" 、イラク戦争開戦前後に、反戦派に対して「もう忘れたのかい? あの日の怒りと悲しみを・・・・・。」とアメリカ同時多発テロ事件を持ち出して戦争支持を主張するダリル・ウォーリー(Darryl Worley: 動画)の"Have You Forgotten? (動画)" などがリリースされ、それぞれ大ヒットとなる。
また同時期に、女性カントリー・トリオ、ディキシー・チックス(Dixie Chicks: 動画)のボーカル、ナタリー・メインズ(Natalie Maines)がコンサート中に、イラク戦争に絡みジョージ・W・ブッシュ大統領について「合衆国大統領が(私たちと同じ)テキサス出身である事を恥じる。」と発言したのが波紋を呼び、全米の多くのラジオ局で彼女たちの曲が外され、カントリー・ファンや大統領支持派によるCDの不買・廃棄キャンペーンが行われ、ファンや業界の保守・愛国心が示された。 また、本人や関係者に対する嫌がらせや脅迫も相次ぎ、事実上 業界からも干されてしまった。(参考リンク:『ブッシュ批判事件』)。 なお2006年には、この騒動を綴ったドキュメンタリー映画『Shut Up & Sing (公式webサイト)』が公開され話題となり、また"Not Ready To Make Nice (動画)"「まだ(皆の望むような)よい子にはなれない。」というタイトルのシングル曲を含めたアルバムも発表され、カントリー以外の業界やファンの支持を受け、2007年のグラミー賞においては、最優秀アルバム賞を含む5冠を獲得して復活を遂げた。
[編集] ダンス
アメリカには、田舎、都会に限らず各地にカントリー・バーやホンキートンク(Honky-tonk)と呼ばれるナイトクラブが約5000軒以上存在し、それらのほとんどがダンス・フロアを設けており、カントリー・ダンスが盛んに踊られている。 その世界最大のものが、テキサス州フォートワースにあるBilly Bob's Texasである。ところが、カントリーがまだ民謡だった時代のフォークダンスはさておき、現行のカントリー・ダンスの歴史は意外に浅い。 一説には、大都会ヒューストンのバーでロデオマシーンに興じる若者の恋を描いたジョン・トラヴォルタ(John Travolta)主演の映画、『アーバン・カウボーイ』(Urban Cowboy 1980年)が起源とも言われる。カントリー・ダンスは大まかに分けて、ラインダンスとツーステップの2種類がある。
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- ラインダンス(Line Dance):フロアに整列し、一斉に同じステップを踏むダンス。
コレオグラファーや有名ダンスインストラクターなどが創作した振りをステップシートにおこし、それが各地のディスコやナイトクラブ、ホンキートンクなどでそれぞれ広められる。 カウントや曲ごとに振り付けが決まっていて全員がほぼ同じ振りをする。 いわば日本の“パラパラ”を腕ではなく足のステップを中心に行なうダンスと考えるとわかりやすい。 カウントやステップ、あて曲などに地域差があるが、エレクトリック スライド(Electric Slide)やトゥシュ プシュ(Tush Push)などは世界中どこででも通用する有名なステップである。 大抵の場合、DJが曲中のMCで「さぁ~っ ホットなカウガールたちの為に次はヒップホップでいくぜっ! 次は"Men In Black"だっ!」というような感じで、次の曲のステップを予告する場合が多い。 1990年代に、ドワイト・ヨーカムの"Crazy Little Thing Called Love(動画)" のミュージック・ビデオが影響してか、ラインダンスが一世をふうびし、カントリーに限らず ビートの効いたヒップホップやロックスタイルのステップも流行したが、現在はかなり下火になっていてる。 しかし最近では、hpがiPodのテレビCM(動画) にラインダンスを登場させたり、シャナイア・トゥエインの"I Ain't No Quitter(動画)" や、マドンナの"Don't Tell Me(動画)"、ジェシカ・シンプソンの"These Boots are Made for Walkin (動画 Lo/Hi)" などをはじめとする多くの最新カントリーやポップス・ダンス系のミュージック・ビデオの中でラインダンスを踊るシーンを盛んに盛り込むなど、「ラインダンス・ブームが再燃するのでは」とのうわさもある。
- ラインダンス(Line Dance):フロアに整列し、一斉に同じステップを踏むダンス。
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- ツーステップ(Two-Step):男女のペアで踊るカップルダンスの一つ。
男女が「クイック、クイック、スロー、スロー」のリズムでダンスフロアをドーナツ状に時計回りし踊る、社交ダンス(Social dance、Ballroom dance)に似たもの。 このツーステップ以外にもワルツ(Waltz)、スウィング(Swing)、チャチャ(Cha Cha)、ポルカ(Polka)、チークダンス(Cheek-to-cheek dance、Slow dance)、それにラインダンスのように振りやステップが決まってるカップルダンスなど、男女のペアで踊るダンスが現在の主流になっている。
- ツーステップ(Two-Step):男女のペアで踊るカップルダンスの一つ。
[編集] メディア
テレビ
現在、アメリカにおいてカントリーミュージックの最もメジャーな情報発信源となっているのは、巨大メディア複合企業(メディア コングロマリット:Media conglomerate)、ヴァイアコム(Viacom)傘下のCMTというケーブルTVチャンネル。まさに“カントリー版MTV”といった感じの構成で人気を博している。 CMTのウェブサイトでは、各ミュージシャンのミュージック・ビデオ等、ストリーミング配信を無料で視聴することも可能。
また、このCMT以外にもGACやVH1 Countryなど、カントリー専門のケーブルテレビ局は複数ある。
ラジオ
自動車社会、アメリカではカーラジオの聴取率が高く、カントリー専門もラジオ局も各地に多数(地上波だけで2000局以上)あり、オンラインででも聴取可能な局や、オンライン専門局も多数存在する。
- KZLA:93.9 KZLA(公式ホームページ(英語)) - 聴取率1位、ロサンゼルスのカントリー専門ローカル局。
- WSM:650 WSM(公式ホームページ(英語)) - カントリーの聖地、テネシー州ナッシュビルにあるローカル局。
- 99.5 the Wolf:KPLX 99.5 the Wolf(公式ホームページ(英語)) - テキサス州ダラスにあるカントリー専門局。地元密着型。
雑誌
多数ある専門誌の中でも、書店以外に、スーパー、コンビニ、売店などで、普通のゴシップ週刊誌と一緒に売られているほどの人気を誇る週刊誌。
1983年以来発行されている月刊ブルーグラス音楽専門誌。カントリーやフォークを含め、アメリカン・ルーツ音楽に関する日本唯一の専門月刊雑誌。
Web
個々の公式サイトなどでばらばらに無料ストリーミング配信されているプロモーション・ビデオにリンクを張り、見やすくまとめた日本のファンによるカントリー・ミュージック情報サイト。
[編集] 往年の代表的なアーティスト(1930年代~70年代)
- ジミー・ロジャース(Jimmie Rodgers)
- カーター ファミリー(Carter Family)
- キティー・ウェルス(Kitty Wells)
- ハンク・ウィリアムス(Hank Williams)
- ハンク・ウィリアムス・ジュニア(Hank Williams Jr.)
- パッツィー・クライン(Patsy Cline)
- ジョージ・ジョーンズ(George Jones)
- バック・オーウェンズ(Buck Owens)
- ジョニー・キャッシュ(Johnny Cash)
- ウィリー・ネルソン(Willie Nelson)
- ドリー・パートン(Dolly Parton)
- チェット・アトキンス(Chet Atkins)
- マール・ハガード(Merle Haggard)
- ケニー・ロジャース(Kenny Rogers)
- ロレッタ・リン(Loretta Lynn)
- ジョン・デンヴァー(John Denver)
[編集] 現在の代表的なアーティスト(1980年代中盤~現在)
男性アーティスト&男性ボーカルグループ
- ジョージ・ストレイト(George Strait)- 公式サイト
- ガース・ブルックス(Garth Brooks)- 公式サイト
- ブルックス&ダン(Brooks & Dunn)- 公式サイト
- クリス・レデュ(Chris LeDoux)- 公式サイト
- ダークス・ベントレー(Dierks Bentley)- 公式サイト
- トレイシー・バード(Tracy Byrd)- 公式サイト
- エマーソン ドライヴ(Emerson Drive)- 公式サイト
- トビー・キース(Toby Keith)- 公式サイト
- ジェーソン・アルディーン(Jason Aldean)- 公式サイト
- ケニー・チェズニー(Kenny Chesney)- 公式サイト
- ティム・マクグロウ(Tim McGraw)--公式サイト
- モンゴメリー ジェントリー(Montgomery Gentry)- 公式サイト
- パット・グリーン(Pat Green)- 公式サイト
- アラン・ジャクソン(Alan Jackson)- 公式サイト
- ブラッド・ペイズリー(Brad Paisley)- 公式サイト
- ビッグ&リッチ(Big & Rich)- 公式サイト
- カウボーイ・トロイ(Cowboy Troy)- 公式サイト
- ラスカル フラッツ(Rascal Flatts)- 公式サイト
- アラバマ(Alabama)- 公式サイト
- キース・アーバン(Keith Urban)- 公式サイト
- ローンスター(Lonestar)- 公式サイト
- クリス・ケーグル(Chris Cagle)- 公式サイト
- クリント・ブラック(Clint Black)- 公式サイト
- トレース・アドキンス(Trace Adkins)- 公式サイト
- フィル・ヴァッサー(Phil Vassar)- 公式サイト
- ドワイト・ヨアカム(Dwight Yoakam)- 公式サイト
女性アーティスト&女性ボーカルグループ
- リーバ・マッケンタイア(Reba McEntire)- 公式サイト
- グレッチェン・ウィルソン(Gretchen Wilson)- 公式サイト
- シェリー・オースティン(Sherrie Austin)- 公式サイト
- ジェシカ・アンドリュース(Jessica Andrews)- 公式サイト
- トリーシャ・イヤウッド(Trisha Yearwood)- 公式サイト
- トリック・ポニー(Trick Pony)- 公式サイト
- シェリー・ライト(Chely Wright)- 公式サイト
- リアン・ライムス(LeAnn Rimes)- 公式サイト
- マルティナ・マクブライド(Martina McBride)- 公式サイト
- シャナイア・トゥエイン(Shania Twain)- 公式サイト
- フェイス・ヒル(Faith Hill)- 公式サイト
- ライラ・マッキャン(Lila McCann)- 公式サイト
- ジェーミー・オニール(Jamie O'Neal)- 公式サイト
- キャリー・アンダーウッド(Carrie Underwood)- 公式サイト
- アリソン・クラウス(Alison Krauss)- 公式サイト
- ジョーディー・メッスィーナ(Jo Dee Messina)- 公式サイト
- ディクシー・チックス(Dixie Chicks)- 公式サイト
- パティ・ラヴレス(Patty Loveless)- 公式サイト
- シーデイジー(SHeDAISY)- 公式サイト
- ミンディ・マクリーディー(Mindy McCready)- 公式サイト
- ディーナ・カーター(Deana Carter)- 公式サイト
- シュガーランド(Sugarland)- 公式サイト
- サラ・エヴァンス(Sara Evans)- 公式サイト
- テリー・クラーク(Terri Clark)- 公式サイト
- ミランダ・ランバート(Miranda Lambert)- 公式サイト
- キャロライン・ドーン・ジョンソン(Carolyn Dawn Johnson)- 公式サイト
[編集] 関連項目
- フォーク・ミュージック
- オールドタイム・ミュージック(Old-time music)
- ヒルビリー・ミュージック(Hillbily music)
- ヨーデル
- ブルーグラス
- カウボーイ・ソング(Cowboy songs)
- ロックンロール
- ロカビリー
- カントリー・ロック(Country rock)
- カントリー・ブルース(Country blues)
- サザン・ロック
- カントリー・ポップ(Country pop)
- クラシック・カントリー(Classic country)
- テキサス・カントリー(Texas country)
- ナッシュビル・サウンド(Nashville sound)
- ベーカーズフィールド・サウンド(Bakersfield sound)
- ウェスタン・スウィング(Western swing)
- ホンキートンク
- アウトロー・カントリー(Outlaw country)
- オルタナティブ・カントリー(Alternative country)
- ケイジャン / ザディコ
- テクスメクス / テハーノ
- ジャズ / ラグタイム / マーチ / ブルース / デルタ・ブルース
- リズム・アンド・ブルース / ソウル / ファンク
- ゴスペル / スピリチュアル / 賛美歌 / ワーシップ / コンテンポラリー・クリスチャン(Worship / Contemporary Christian)
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