X-33 (航空機)
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X-33はアメリカ合衆国が開発していた再使用型宇宙往還機の実験機。アメリカ航空宇宙局とロッキード・マーチンが開発していた。スペースシャトルの後継機の一案であるベンチャースターの実証モデルであった。開発中止となり実機は完成しなかった。
[編集] 概要
1990年代にNASAは、スペースシャトルの後継として単段式宇宙往還機を構想していた。そのため、宇宙往還機であるベンチャースターが開発されることとなった。そのために、新しいエンジンや耐熱素材の開発を行う必要があり、2分の1スケールの無人実験機で、試験を行うこととした。この無人機がX-33である。
X-33はリフティングボディであるために主翼がなく、垂直尾翼2枚とV字尾翼2枚を持つ。エンジンは液体水素を用いるロケットエンジンである。実験機であるために、軌道到達能力は有する計画ではなかった。また、信頼性もスペースシャトルより高いものを求めた。
開発は1996年より開始されたが、重量過多と技術的困難なために2001年3月に中止された。
[編集] 要目(計画値)
- 全長:20.42m
- 全幅:20.73m
[編集] 関連項目
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