ZK-383短機関銃
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正式名称 | ZK-383 | |
全長 | 875mm | |
銃身長 | 325mm | |
重量 | 3.8㎏ | |
口径 | 9mm×19 | |
装弾数 | 30発(箱型弾倉) | |
発射速度 | 約500発/分~700発/分 | |
製造国 | チェコスロバキア | |
製造 | ブルーノ国営工場 |
ZK-383短機関銃は、1937年にチェコスロバキアで開発された短機関銃である。
チェコスロバキアのブルーノ国営工場の銃技師であるカウッキー兄弟により設計された短機関銃である。 特徴としては短機関銃としては珍しく銃身に折り畳み式二脚の装着されており、銃剣の装着も可能であった。弾薬には9mmパラベラム弾が使用され、30発の箱型弾倉を機関部横から装填する方式を取っている。また銃尾内にあるウェイトの調節により発射速度の調節が可能で、500発/分からウエイトを完全に開放した状態で700発/分であった。
ZK-383は1937年からブルーノ国営工場などで量産が開始され、チェコ陸軍の他にもブルガリアやベネズエラ、一部はドイツ軍などにも供給されている。その後ナチスドイツによりチェコスロバキアが併合されると、ZK-383短機関銃はMP383と命名され、武装親衛隊専用火器として1948年まで製造された。その後ZK-383は第二次世界大戦後の1960年頃までバルカン半島の国々などで使用された。