かつしかハープ橋
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かつしかハープ橋(かつしかはーぷきょう)は、綾瀬川にかかる橋で、首都高速道路中央環状線を通す。1987年(昭和62年)9月に開通した。
北岸は葛飾区東四つ木一丁目、南岸は同区西新小岩三丁目。綾瀬川と中川の合流地点であり、上平井水門と隣接する。
世界初の曲線斜張橋であり、さらにその曲線はS字を描き、路面には勾配もあるため、複雑な立体構造をしている。2本の主塔は高さがそれぞれ65m、29mと異なるという特殊な橋である。
その曲線と、48本のワイヤーが織り成す姿は美しく、楽器のハープに見立てて公募によりその名がつけられた。1986年度の土木学会田中賞(土木学会が定めた優れた橋梁に贈られる賞)を受賞している。
[編集] 橋の概要
- 橋長 455m
- 最大支間長 220m
- 形式 4径間連続S字形曲線斜張橋
- 幅員 18.5m(4車線)
- 設計 大日本コンサルタント
- 施工 川崎重工業・サクラダ・東京鐵骨橋梁JV
[編集] 隣の橋
(上流)―木根川橋―東四ツ木避難橋―かつしかハープ橋―平井大橋-JR総武線―(下流)