だって愛してる
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『だって愛してる』はまんがタイム2004年12月号から連載されているむんこの4コマ漫画作品。
目次 |
[編集] 概要
作品の舞台は、『らいか・デイズ』などと同じく花丸町でだが、他の連載作品では子どもが主人公となる物語の多いむんこが描く、売れない小説家雄二とパートで家計を支える勤労妻街子の夫婦を中心としたハートフルコメディ。一回の掲載分に含まれる作品がストーリー上のつながりを持ち、連載全体としても一つのストーリーが進行していくストーリー4コマの手法が用いられている。
注意 : 以降に、作品の結末など核心部分が記述されています。
[編集] 設定
遅筆で売れない純文学作家寺田雄二は、その妻街子とともに花丸町に暮らしている。商店街の八百屋のパートで家計を支える街子は美人で気っ風のいい働き者。商店街のアイドル的存在だ。一方の雄二はというと、しょっちゅう仕事に行き詰まり、昼はパチンコに興じ夜は付けでのみ歩く始末。街子の稼ぎもかなりの部分が飲み屋の付けの支払いに消えるという具合。
そんなこんなでで傍から見ればただのだめ男といわれかねない雄二だが、花丸町の面々から厄介物として疎まれているかというとそうでもない。とくに、子どもたちからの受けは良いらしく、土手で寝そべっていたりすると遊びに誘われることもあり、いっしょにサッカーをやったりするらしい。
街子もただ手をこまねいてみているばかりではない。八百屋の配達で鍛えた腕っ節で、殴るは蹴るはふんずけるはの大立ち回りのすえ、雄二を屋台から引きずって帰るなんてことも日常茶飯事なのである。
こんな二人が、何で二人がいっしょになったのか、何で一緒に暮らしつづけるのか、周りが疑問に思うのも無理は無い話ではある。しかし、その答えは単純。だって愛してる。
雄二の担当で、街子にひそかに(半ば公然と?)好意を寄せる、独身編集者曽根も含め、周りのみんなから支えられながら、雄二はついに初の単行本を上梓するところまでこぎつける。(以下続刊)
[編集] 主な登場人物
- 寺田 雄二(てらだ ゆうじ)
- 本作の主人公。売れない作家。
- 寺田 街子(てらだ まちこ)
- 主人公。八百八でパートとして働いている。売れない作家の雄二を支えている労働妻。
- 八百八(やおはち)のおじさん&おばさん
- 街子を支えてあげている夫妻。
- 菜々子(ななこ)
- 八百八の娘。派手好き。しばらく家から離れていたが八百八で働く事を決める。「まい・ほーむ」にも登場。
- 曽根(そね)
- 雄二の担当編集者。魅力的な街子に憧れている。
- 魚屋&本屋
- 八百八の夫婦と同じく街子を気にしている。
- 近所のガキ
- 雄二と遊んであげている二人の子供。二人とも花丸小学校に通っていて、「らいか・デイズ」にも時々現れる。
- 多美子(たみこ)
- 街子の母。離れた町で夫(街子の父)と共に暮らしている。甲斐性無しの雄二の事を快く思っておらず、厳しい言葉を投げつけているが、影で応援するような所もあり。
- 藤井(ふじい)編集長
- 曽根の上司。畑中義人が若い頃の担当編集者で、現在でもその友情は変わらない。
- 屋台のおじさん
- 常連客の雄二のスランプの愚痴に付き合ってやっている。ツケは街子からきっちり貰う。
- 似顔絵屋
- 花丸町の道端で似顔絵を描くおじいさん。まんがホームの目次4コマの主人公。
- 畑中義人(はたなか よしと)
- 雄二憧れの作家。雄二にちょっかいを出しているが、雄二の才能を見込んでいる。女癖が悪い。妻(琴美)がいたが20年前に死別している。それ以来独身である。
- 畑中琴美(はたなか ことみ)
- 故人。畑中義人の妻で、藤井の後輩の元編集者。20年前に病死。雄二と街子は畑中夫妻とそっくりらしい。
[編集] 番外編
- 雄二の居た場所(まんがタイム2006年7月号増刊に収録)
- 曽根っち それから(まんがタイム2006年11月号増刊に収録)
- 君の為に出来ること(まんがタイム2007年4月号増刊に収録)※畑中義人と編集長が主役の話
[編集] 単行本
- 単行本 既刊1巻 (まんがタイムコミックス(芳文社))
- 第1巻 (2005年4月18日発行・らいか・デイズ第3巻と同時発売)ISBN 4-8322-6455-9
- 巻末にカメラマンアシスタントが主人公の「めいっぱい!ラチチュード」を併録
- 第1巻 (2005年4月18日発行・らいか・デイズ第3巻と同時発売)ISBN 4-8322-6455-9