ぶぶチャチャ
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『ぶぶチャチャ』とその続編『だいすき!ぶぶチャチャ』は、童夢とジャパンデジタルエンターテインメント製作の日本のアニメシリーズ作品。『ぶぶチャチャ』は1999年、『だいすき!ぶぶチャチャ』は2001年。各26話、計52話。
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[編集] 作品概要
- 3歳の男の子ボクの目線を通して、この年代の子供達が体験する出来事や疑問を一話完結の形で描く。
- プロデューサーのイク・モハメッドの「世界中の人々が楽しめて、30年たっても古さを感じさせない作品を作る」という理念に、アニメーション制作会社社長の安西武、アニメーション監督のアミノテツロー、脚本家の桶谷顕らが賛同。スポンサーはつかず、完全に自主制作の形で制作された。
- 第1シリーズがNHK衛星第2テレビで放送されたところ、1999年7月には接触率が同時期の人気アニメーション『カードキャプターさくら』を上回りNHK衛星第2テレビのアニメ番組としては史上最高を記録するなど好評を博し、2年後には第2シリーズが放送された。
- 2000年にはディズニーチャンネルアジアでも放送。
- 2002年にはNHK教育テレビ『あつまれ!わんパーク』内で放送され、最高視聴率が5%を超えた。
- 2005年1月～2月、AT-Xで第2シリーズが放送された。
- 現在は第一シリーズのみSKY PerfecTV!のニコロデオン内のNickjr枠で再放送がされている（この記述は2006年1月7日のもの）。
[編集] あらすじ
『ぶぶチャチャ』は車になった犬とその友だちボクの物語。舞台は、奇跡の起こる街グリーンヒルタウン。ボクが3歳の誕生日を迎えたとき、車にひかれそうになったボクを助けようとして、犬のチャチャは死んでお星さまになってしまった。しかしボクのところへどうしても帰りたかったチャチャは、車のおもちゃとなって帰ってきたのだった。そしてこの奇跡はボクとチャチャの二人だけの秘密となった。
[編集] 登場人物
両親からも本名で呼ばれることはなく、「ボク」が名前のようになっている。「ぼくはボクだぉー」と常に言っている。
- チャチャ 声:長島雄一
おもちゃの自動車に憑依した犬。ボク以外の人の前ではただの車のふりをしている。犬のきょうだいのなかでは末っ子だった。
- フォレスト・ランド(パパ) 声:鈴木琢磨
新聞社に勤めるパパ。ボクの髪型はパパ譲り。
- コニー・ランド(ママ) 声:田中敦子
優しいママ。ボクの髪色はママ譲り。
- マリー 声:川田妙子
ボクの隣の家に住む女の子。おしゃまで気が強くませているが、ボクと同い年。劇中で妹が生まれる。決め台詞は「知らないことは罪なのよ」
- キャサリン 声:高田由美
ボクの従姉。たびたび自転車ごとポストにぶつかってひっくり返っている。
- ダァーおじさん 声:有本欽隆
いきなり登場しては「ダァー！！」と叫ぶおじさん。あまりにもいろんなところに出てくるので職業不明。
- ニック 声:西村朋紘
テリーの兄で、ボクよりも年上。ラップ調に喋りながらボクをからかうことが多い。
- テリー 声:坂口候一
ニックの弟で、ボクと同じぐらいの年。ニックに合いの手を入れる役。
- タウ・ディントン(第2シリーズ以降) 声:南央美
近所に引っ越してきた男の子。ニックよりも年上、サラより年下。親の職業柄引越しが多く、別れが辛くないようにと友達を作ることを避けてきたが、ボクたちとの出会いを通じて変わった。
- サラ 声:早見優
幽霊の女の子。キャサリンと同じぐらいの年齢。ボクとチャチャには姿が見え、チャチャの奇跡も知っている。
- おばあちゃん 声:定岡小百合
サラのおばあちゃん。サラの姿は見えないが存在は知っており、ときどき話しかけている。
- キシリー夫人 声:杉田郁子
- ガット先生 声:沢木郁也
- ブルロボ 声:宇垣秀成
- カバトラック 声:江川央生
- ぶぶピョコ 声:かないみか
- ヒョウくん(第2シリーズ以降) 声:野田順子
- シンディ(ショベルゾウ)(第2シリーズ以降) 声:兵藤まこ
- パパラット(第2シリーズ以降) 声:宮田幸季
- マフユゲ星人 声:園部啓一
ボクからは「まゆげ星人」と呼ばれている。雪をつかさどる宇宙人。
- カナ 声:白倉麻子
- チップ(第2シリーズ以降) 声:坂口候一
- ナレーション 声:有本欽隆
[編集] スタッフ
- 原作:Iku&アミノ、おけやあきら、あんざいたけし
- エグゼクティブプロデューサー:Iku
- 企画:安西武
- プロデューサー:野澤勝彦
- 構成・原案:おけやあきら
- 監督:アミノテツロー
- キャラクター原案:西田寛治
- キャラクターデザイン:越智信次
- 美術監督:東潤一
- 美術設定:成田偉保(草薙)
- 音響監督:本田保則(アーツプロ)
- 音楽:つのごうじ
- エンディングテーマ:『橋を渡ろう』作詞:アミノテツロー/作曲:つのごうじ/編曲:つのごうじ/歌:マコリン&ピタゴラス
- オープニングテーマ:『ぶぶチャチャ仕方ない?』作詞:アミノテツロー/作曲・編曲:つのごうじ/歌:マコリン&ピタゴラス
- 音響制作:HALF H・P STUDIO
- 製作:童夢、ジャパンデジタルエンターテインメント
[編集] 『だいすき!ぶぶチャチャ』の主題歌
『だいすき!ぶぶチャチャ』では、第1話および第3話では前作『ぶぶチャチャ』と同一の主題歌が使用されたが、その他の回はオープニングテーマが『君のぶぶチャチャ』、エンディングテーマが『みんなわたろう』という曲名に変更され、毎回異なる歌手によって歌われた(回によっては大きなアレンジも施された)。それぞれの回の歌手は次の通り。
- オープニングテーマ
- 第2, 4, 6, 8, 10, 12, 14, 16, 18, 20, 22, 24話:金子美奈子
- 第5, 13, 23, 26話:高瀬麻里子&ピタゴラス
- 第7話:ピタゴラス
- 第9話:高瀬麻里子
- 第11話:ボク、チャチャ
- 第15, 19話:ボク、チャチャ、ママ、パパ、キャサリン、マリー、ニック&テリー
- 第17, 25話:マリー&ピタゴラス
- 第21話:マコリン
- エンディングテーマ
- 第2, 4, 6, 8, 10, 12, 14, 16, 18, 22, 24話:金子美奈子
- 第5, 17話:高瀬麻里子
- 第7, 13, 26話:高瀬麻里子&ピタゴラス
- 第9, 25話:ピタゴラス
- 第11, 19話:ニック&テリーwithチャチャ
- 第15, 20, 23話:ボク、ママ、パパ、キャサリン、マリー、ニック&テリー
- 第21話:マコリン
[編集] 放送リスト
[編集] ぶぶチャチャ
- 恐竜の赤ちゃん(1999年4月29日)
- 雲は不思議(1999年5月6日)
- アパートに幽霊(1999年5月13日)
- 船まで冒険(1999年5月27日)
- ママとパパの宝物(1999年6月3日)
- ママが迷子!?(1999年6月10日)
- 危険なドライブ!(1999年6月17日)
- ボクはお姫さま?(1999年6月24日)
- ほねほね大事件(1999年7月1日)
- マリーのまっくろ雲(1999年7月8日)
- ロボットで失敗?(1999年7月15日)
- 風さんのいたずら(1999年7月22日)
- がんばるサーモンくん(1999年7月29日)
- 名犬チャチャ(1999年8月5日)
- 赤ちゃんが来た(1999年8月12日)
- パパの忘れ物(1999年8月26日)
- チャチャと離れ離れ(1999年9月2日)
- 森とお友達(1999年9月9日)
- 雪の王子様(1999年9月23日)
- チャチャと競走(1999年9月30日)
- 不思議トンネル(1999年10月7日)
- 先生の木(1999年10月14日)
- ナイショのヒミツ(1999年10月28日)
- トンボさんは空の上(1999年11月4日)
- ボクのオーケストラ(1999年11月11日)
- チャチャのワァ!(1999年11月25日)
[編集] だいすき!ぶぶチャチャ
- お日さまエンジン(2001年5月10日)
- 虹のむこう(2001年5月17日)
- 大きな砂のお城(2001年5月31日)
- みんなで遊ぶ(2001年6月7日)
- ブルはヒーロー(2001年6月14日)
- 不思議な匂い(2001年6月21日)
- お熱でサーカス(2001年6月28日)
- 楽しい雨つぶくん(2001年7月5日)
- 危ないヒョウくん(2001年7月12日)
- 行け!チップ(2001年7月26日)
- 誰の影?(2001年8月2日)
- タタタ!ダンスオルガン(2001年8月9日)
- タウがお引っ越し(2001年8月16日)
- ソーゾーがいっぱい(2001年8月23日)
- 夢とおんなじ(2001年8月30日)
- 長靴になった猫(2001年9月6日)
- ボクのスタンプ(2001年9月13日)
- 大変!パパラット(2001年9月27日)
- 山のお友だち(2001年10月4日)
- 雪のお友だち(2001年10月11日)
- お船でやってきた謎の人(2001年10月18日)
- 木靴さんのおしゃべり(2001年10月25日)
- チャチャの旅(2001年11月8日)
- レースで元気!(2001年11月15日)
- マリーの願い(2001年11月22日)
- 果てしないお空の海(2001年11月29日)
[編集] 放送局・放映日時
- NHK衛星第2テレビ『衛星アニメ劇場』枠 毎週木曜18:00～
- ニコロデオン 月~金9:30~・3:00~
[編集] 関連書籍
- ぶぶチャチャ 著:Iku・アミノ 画:西田寛治:1999年1月(講談社)
- ぶぶチャチャえほん1 きょうりゅうのあかちゃん／くもはふしぎ 著:Iku:2000年3月(ブティック社)
- ぶぶチャチャえほん2 アパートにゆうれい／ふねまでぼうけん 著:Iku:2000年3月(ブティック社)
- ぶぶチャチャえほん3 パパとママのたからもの／ママがまいご 著:Iku:2000年3月(ブティック社)
- そばにいるよ 著:おけやあきら 画:おちしんじ:2000年5月(PHP出版社)
- ぶぶチャチャいっぱいプレイランド 原作:Iku他:2001年5月10日(NHK出版)
- だいすき!ぶぶチャチャ おはなし本 お日さまエンジン 原著:Iku・アミノ 著:おけやあきら:2001年5月10日(NHK出版)
- ぶぶチャチャ 親子でつくるおはなし絵本 編:メディアファクトリー:2001年6月1日(メディアファクトリー)
- だいすき!ぶぶチャチャ おはなし本 ブルはヒーロー 原著:Iku・アミノ 著:おけやあきら:2001年6月20日(NHK出版)
- ぶぶチャチャイングリッシュ 原著:Iku他:2001年6月25日(朝日出版社)
- だいすき!ぶぶチャチャ おはなし本 だれのかげ？ 原著:Iku・アミノ 著:おけやあきら:2001年8月20日(NHK出版)
[編集] 外部リンク
- BuBuChaCha Official Website
- CHANPON multi cultural japan online (プロデューサーのインタビュー記事)
- Webマガジン@ERiO (プロデューサーのインタビュー記事)
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