ぶらくり丁商店街
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ぶらくり丁商店街(ぶらくりちょうしょうてんがい)は、和歌山県和歌山市の商店街。
単独の商店街としてのぶらくり丁商店街も存在するが、一般に本町、ぶらくり丁、中ぶらくり丁、東ぶらくり丁、ぶらくり丁大通り、北ぶらくり丁の6商店街の総称として用いられる。この6商店街で総店舗数公称250店の和歌山市中央商店街連合会を形成している。
紀州徳川家時代以来の伝統を誇る繁華街で、大阪市以南において最大の規模を誇る繁華街、歓楽街として栄華を極めていたが、相次ぐ大規模百貨店(大丸、丸正、ビブレ)の撤退、4館7スクリーンあった映画館すべての廃業や、郊外型ショッピングセンターの立地による客の流出などにより、近年衰退が著しい。
この一帯が1830年(文政13年)の大火により焼失した後に、食料品や衣料品等を扱う商人が集まってきたのが商店街の始まりである。また、その商人たちが商品をぶらくって(吊り下げての意)軒先を飾っていたのがぶらくり丁という名前の由来であると言われている。
古都清乃の「和歌山ブルース」という歌にもとりあげられている。記念碑が最近設置された。