みきおとミキオ
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みきおとミキオは、藤子・F・不二雄のSF漫画・ギャグ漫画作品。
目次 |
[編集] あらすじ
現代。少年みきおは、自分の家に入り込んではモノをくわえて行ってしまう不思議な犬を追って、裏山に残っている防空壕の中へ飛び込んでしまう。なんとその防空壕はタイムトンネルに繋がっており、100年後の自分の街に繋がっていた。そこでみきおは、例の不思議な犬=ポンチの飼い主で、自分と瓜二つの少年ミキオと出会い、意気投合。洋服を取り替えてお互いに成りすまし、未来と過去の『ごく普通の日常』で、二人にとって新鮮な発見と冒険を繰り広げる。
[編集] 概要
1974年(昭和49年)から1975年(昭和50年)にかけて、小学館の雑誌「小学四年生」「小学五年生」で連載された、時間を使ったSFギャグ漫画。未来と過去に生きる瓜二つの少年みきおとミキオが、互いにもう1人の自分に入れ替わり、それぞれの時代の常識にカルチャーショックとギャップを味わいながら冒険を繰り広げる。【日常の大冒険】という、藤子・F・不二雄が得意とした分野の少年向け作品群の中でもSF色が出色の出来で、「SF短編集」の色合いと『21エモン』に通じる夢溢れる奇想天外な未来描写の楽しさ、一方で未来が失った美しい自然のかけがえのなさや、人間が利便と引替えに失いつつあるもの大切さの再認識といった、児童向けながら多くの要素を併せ持った作品。
連載期間が僅か11ヶ月と短い作品で、単行本は全1巻で刊行が終了(しかし未収録話が4話発生している)。絶版後は長い間、単行本が非常に入手困難な状態であったため、読むことが難しい状態であったが2006年に文庫版が出版されることとなり、ようやく再び日の目を見ることとなった。
[編集] 単行本
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- てんとう虫コミックス「みきおとミキオ」(全1巻)
- 1978年(昭和53年)3月発刊。4話分が未収録となっている。第1巻を表す「1」の表記はあるが、続刊はされず。絶版。
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- 小学館コロコロ文庫刊「みきおとミキオ」(全1巻)
- 2006年(平成18年)9月発刊。てんとう虫コミックスや藤子不二雄ランドに収録されているものに加え、未収録作品であった「ひみつのタイムトンネル」を収録している。
[編集] キャラクター
- 現在
- みきお
- ユリ子
- ラッキョ
- フグラ
- 未来
- ミキオ
- マリコ
- トンキョ
- ブクラ
- ポンチ
- 犬。
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