アイコ・アイコ
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アイコ・アイコ (Iko Iko) は、楽曲名。原曲は、アメリカ・ニューオリンズの歌手、ジェイムス“シュガーボーイ”クローフォードが1954年にチェッカー・レコードより発表した『Jock-A-Mo』。ニューオリンズの伝統的なマルディグラ・インディアンを題材にした歌で、インディアンの部族同士がぶつかり合う様子が歌われている。コーラスの部分の歌詞は彼らのチャントから引用されている。
ニューオーリンズの代表的な曲のひとつであり多くの人がカバーしているが、この曲を有名にしたのは1965年のディキシー・カップスの歌ったバージョンで、R&Bチャートの20位というヒットを記録している。このバージョンは1987年の映画「Big Easy」でも使われた。また、ドクター・ジョンの1972年のアルバム「ガンボ」に収録されたバージョンもよく知られている。ホンダ・ステップワゴンの2005年から流れているテレビCMにもこの曲が使用されているが、これはCM用オリジナル録音であり、アーティスト名は公開されていない。雰囲気はディキシー・カップスのバージョンに近い。マルディグラ・インディアンのグループのやったバージョンとしてはワイルド・マグノリアスのものがよく知られている。
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