アボラス
出典: フリー百科事典『ウィキペディア(Wikipedia)』
アボラスは、特撮テレビ番組『ウルトラマン』を始めとするウルトラシリーズに登場する、架空の怪獣。
目次 |
[編集] ウルトラマンに登場したアボラス
特撮テレビ番組『ウルトラマン』第19話「悪魔はふたたび」(1966年11月20日放送)に登場。
- 別名:青色発泡怪獣
- 身長:60メートル
- 体重:2万トン
- スーツアクター:中村晴吉
3億5000年前の古代人に青い悪魔と恐れられ、液化されてカプセルに封じ込まれていたが、工事現場で発掘され調査のために運ばれた鉱物試験所で10万ボルトの電気ショックを受けて復活。先に復活した怪獣バニラと国立競技場(作中ではオリンピック競技場と呼称)で戦った。口から泡状の溶解液を吐き科学特捜隊の攻撃で弱ったバニラを倒し、その後ウルトラマンと対決した。得意の溶解泡でウルトラマンすら溶かそうとするが、失敗。かなりの強靭な肉体の持ち主で、ウルトラマンもスペシウム光線3連発でようやく倒している。
- 3回目のスペシウム光線を発射するシーンで、赤色点滅していたはずのカラータイマーが「青色」に戻っている。なお、この時の警告音は継続している。
- レッドキングの着ぐるみを改造した怪獣で、その後、再度頭部を改造されて2代目レッドキングの着ぐるみになった。
- 名前の由来は「泡」+「ラス」であるとも「青」+「ラス」であるとも言われている。
[編集] ザ☆ウルトラマンに登場したアボラス
テレビアニメ『ザ☆ウルトラマン』第27話「怪獣島浮上!!」に登場。
- 身長・体重:初代と同じ
怪獣墓場で眠っていたが、バラドン星人によりアーストロン、ゴーストロン、ゴキネズラ、レッドキング、バニラと共に復活した。武器は『ウルトラマン』登場時と同じで、肩に角が生えているところが初代とは違う。「ウルトラマン」の時と同じくバニラと激しく戦うが、最後は力つきてバニラと共に倒れた。ジョーニアスと戦うことはなかった。
[編集] ウルトラマンパワードに登場したアボラス
特撮テレビ番組『ウルトラマンパワード』第9話「復活! 二大怪獣」(米国版サブタイトル:TAILS FROM THE CRYPTS)に登場。
- 身長:65メートル
- 体重:3万トン
「青い悪魔」として恐れられており、3000年余りの間、古代人が作り上げた棺の中に封印されていた怪獣。だが、この棺が納められていた洞窟に入った学生のカメラのフラッシュにより、覚醒。現代に復活した。かつての初代と同様に、最大の武器は溶解性の強い泡。同じく現代に再生したバニラを得意の溶解泡で一度は倒すものの、メガスペシウム光線の前に敗れ去った。