イヴ・コンガール
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イヴ・コンガール(Yves Marie Joseph Congar, 1904年4月8日スダン - 1995年6月22日)はフランス人のカトリック司祭、神学者。ドミニコ会員で、20世紀を代表する神学者の一人。最晩年に生涯の功績に報いる形で枢機卿にあげられた。
過度に革新的とみられた時期もあり、ピウス12世の時代に教皇庁の指示によって、教壇に立つことも、著作も禁じられたことがあった。しかし、エキュメニズムにも強い関心を抱いていたコンガールは、その深い思索によって20世紀半ばのカトリック教会の刷新運動において重要な役割を果たすことになり、第2バチカン公会議において思想的主導者の立場を担った。彼の著作はマリア論、聖霊論、聖餐論、信徒使徒職など多岐に及んでおり、公会議中の日記も貴重な資料となっている。また、晩年に記された聖霊論についての著作はカトリック、プロテスタントを問わず非常に評価されるものである。
1994年、90歳で枢機卿にあげられた。これは多分に名誉的なものであったが、バチカンがコンガールの貢献を認めた証しとなった。
[編集] 日本語版のある著作
- 『わたしは聖霊を信じる』(サンパウロ社)
- 『教会』現代カトリック思想叢書13 (サンパウロ社)