ウィグワム作戦
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ウィグワム作戦(-さくせん、Operation Wigwam)とは、1955年にアメリカ合衆国が行った核実験のこと。
この実験は1946年に行われる予定であったクロスロード作戦・CHARLIEと基本的には同内容である。1955年5月14日、カリフォルニア州サンディエゴの南西500マイルの海域で実施された本実験の目的は、潜水艦に対する核兵器の威力、つまり核爆雷としての核の実効性を検証することにあった。なお、本実験の参加規模は人員6800名、艦艇30隻である。
Mk90核爆雷は水深2000フィート(およそ600メートル)に吊り下げられて爆発し、カメラや測定機器を搭載したSquawsと名付けられた3隻の小型無人潜水艦を用いて各種データを採取した。本作戦の実施にあたって特に問題は生じず、発生した放射能もごく軽微であった。
実験名 | 日時 | 核出力 | 場所 |
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ウィグワム | 1955年5月14日 | 30 kt | サンディエゴ南西500マイル |