エルサレム聖書
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エルサレム聖書(-せいしょ)はカトリックのために行われた聖書翻訳のひとつ。「エルサレム訳聖書」ともいう
もともとは1961年にフランス語に翻訳された「La Bible de Jerusalemm」を指すが、英語版では初版がフランス語を介して翻訳が行われた歴史的事情から、新旧の2つが存在することとなった。日本では新旧ともに「エルサレム聖書」と呼ばれることもあるが、英訳聖書の世界においては両者は区別される。なお、ここで言う「新旧」とは翻訳のことであり、「新約聖書」・「旧約聖書」のことではない。
以上を留意した上で下記の項目を参照。
- 旧エルサレム聖書
- フランス語版「La Bible de Jerusalemm」の成り立ち
- およびそれを英訳した英語版「Jerusalem Bible」のことで、米国聖公会(Episcopal Church in the United States of America)が「エルサレム訳聖書」と呼ぶときは「旧~」を指す
- 新エルサレム聖書
- 1985年に大幅改訂された英語版「New Jerusalem Bible」
- およびフランス語版の関係