エヴァン・ライサチェク
出典: フリー百科事典『ウィキペディア(Wikipedia)』
![]() |
|||
四大陸選手権での演技を終えるエヴァン・ライサチェク(2004年 カナダ) | |||
基本情報 | |||
---|---|---|---|
国籍: | ![]() |
||
出身地: | アメリカ, イリノイ州, シカゴ | ||
身長: | 177 cm | ||
コーチ: | Frank Carroll, Ken Congemi | ||
所属: | DuPage FSC | ||
ISU パーソナルベスト | |||
SP+FS トータル: | 226.27 | 2007 四大陸選手権 | |
ショートプログラム: | 73.42 | 2005 世界選手権 | |
フリースケーティング: | 159.23 | 2007 四大陸選手権 |
最近の結果: | |||
---|---|---|---|
大会名 | ポイント | 順位 | 年 |
世界選手権 | 222.18 | 5位 | 2007 |
四大陸選手権 | 226.27 | 1位 | 2007 |
全米選手権 | 248.88 | 1位 | 2007 |
中国杯 | 220.04 | 1位 | 2006 |
エヴァン・ライサチェク(Evan Lysacek, 1985年6月4日 - )は、アメリカ・イリノイ州シカゴ出身の男子フィギュアスケート選手。長い手足を生かしたダイナミックな演技と、情熱的な表現力を持ち味にする。2006-2007シーズンからはジャンプの確実性やトップスケーターとしての自負も身につけ、全盛期を迎えつつある。
[編集] 経歴
8歳からスケートを始める。2001年・2003年・2004年の世界ジュニア選手権で、3回とも2位に入る。 2004-05シーズンにシニアデビュー、2005年の四大陸選手権で優勝した。続く2005年の世界選手権では、初出場ながらいきなり3位に入賞し、表彰台に立つ。
2006年の全米選手権では、ジョニー・ウィアーに続く2位となり、トリノオリンピック代表の座を手にする。オリンピックのメダル候補として期待されたが、ジャンプの転倒により、ショートプログラムは10位と出遅れる。しかしフリーでは、上位選手たちがミスを連発する中、ほぼノーミスの演技でまとめ、最終的に4位入賞と健闘した。また、オリンピック後の世界選手権では、前年に続き3位入賞を果たし、2年連続で銅メダルを獲得した。
2007年の全米選手権では、苦手とされるSPを首位で終え、続くFPではおなじみカルメンの音楽に乗り、4T-3T、3A、3Lo、3S、3A-3T、3F-2T-2Lo、3Lz、2Aと怒涛のジャンプを始め、スピン、ステップすべてをノーミスでまとめ上げ、場内を総立ちにし初優勝した(総合得点248.88)(そしてライサチェクにフリープログラムで完敗したウィアーは号泣した)。なお2位はライアン・ブラッドレイ(総合得点219.21)、3位はジョニー・ウィアー(総合得点213.20)だった。同年の四大陸選手権でも好調を維持して優勝。現在、プルシェンコ、ジュベール、バトル、ランビエールとともに世界最高水準の男子シングル選手の一人である。
現在、アイスダンスのアメリカ代表であるタニス・ベルビンと交際しているが、ベルビンと一緒にいると、ベルビンの競技パートナーのベンジャミン・アゴストと、よく間違えられるそうである。
[編集] おもな成績
- 2004-2005シーズン
- 世界選手権:3位
- 四大陸選手権:優勝
- 2005-2006シーズン
- 世界選手権:3位
- トリノオリンピック:4位
- 2006-2007シーズン
- 四大陸選手権:優勝
- 全米選手権:優勝
- 世界選手権:5位