オライオン・ピクチャーズ
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オライオン・ピクチャーズ(Orion Pictures Corporation)はアメリカの映画会社。現在はMGMの子会社。
[編集] 歴史
- 1978年にユナイテッド・アーティスツ(UA)の重役だったアーサー・クリム、ロバート・ベンジャミン、エリック・プレスコウの3人が当時の親会社トランスアメリカと衝突して退社後、ワーナー・ブラザースとの合弁会社として設立。作品はワーナーが配給。
- 1982年に映画・テレビ製作配給会社のフィルムウェイズを買収。同社が所有していたAIP作品の権利も取得した。これを機にワーナーとの合弁を解消し、自主配給を開始した。
- 80年代から90年代初頭にかけては「ターミネーター」、「ロボコップ」、「プラトーン」、「羊たちの沈黙」等のヒット作を生んだ。また、ペドロ・アルモドバルの「神経衰弱ぎりぎりの女たち」などの外国語映画、ジム・ジャームッシュの「ミステリー・トレイン」などの低予算映画も配給した
- 1980年代後半から次第に財政難に陥り、1992年に破産を宣言した。この影響で既に完成した作品の公開が数年延期された。
- 1996年に破産状態を脱したが、翌年にMGMに買収された。
[編集] 主な映画
- リトル・ロマンス(第1回作品)
- ミスター・アーサー
- シャーキーズ・マシーン
- ランボー
- アマデウス
- ターミネーター
- ロボコップ シリーズ
- プラトーン
- ダンス・ウィズ・ウルブズ
- 羊たちの沈黙
- ウディ・アレン作品(サマー・ナイト~ウディ・アレンの影と霧)
[編集] 主なテレビシリーズ
- 女刑事キャグニー&レイシー