オーガスタ・ナショナル・ゴルフクラブ
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オーガスタ・ナショナル・ゴルフクラブ(Augusta National Golf Club)は、アメリカ・ジョージア州オーガスタで毎年4月上旬に開かれるマスターズゴルフトーナメントの開催コースである。1934年、ボビー・ジョーンズの設計によってオープンした。
1934年の第1回マスターズでは、ホートン・スミス(1908年-1963年)が初代優勝者となった。それ以来、オーガスタ・ナショナル・ゴルフクラブは「ゴルフの祭典」マスターズの開催地として知られている。他の3つのゴルフメジャー大会が毎年会場を変えて行われるのに対し、マスターズだけは毎年同じオーガスタ・ナショナル・ゴルフクラブで行われるため、他のメジャー大会とは異なる趣を持っている。
大会が歴史を重ねるにつれて、何度かの大規模なコース改造も行われてきた。現在はパー72で、全長7,445ヤードのコースになっている。全18ホールに、個々の名前が与えられている。
- 1番ホール:ティー・オリーブ(Tea Olive)、パー4、455ヤード
- 2番ホール:ピンク・ドッグウッド(Pink Dogwood)、パー5、575ヤード
- 3番ホール:フラワーリング・ピーチ(Flowering Peach)、パー4、350ヤード
- 4番ホール:フラワーリング・クラブ・アップル(Flowering Crab Apple)、パー3、240ヤード
- 5番ホール:マグノリア(Magnolia)、パー4、455ヤード
- 6番ホール:ジュニパー(Juniper)、パー3、180ヤード
- 7番ホール:パンパス(Pampas)、パー4、450ヤード
- 8番ホール:イエロー・ジャスミン(Yellow Jasmine)、パー5、570ヤード
- 9番ホール:カロライナ・チェリー(Carolina Cherry)、パー4、460ヤード
- 10番ホール:カメリア(Camellia)、パー4、495ヤード
- 11番ホール:ホワイト・ドッグウッド(White Dogwood)、パー4、505ヤード [11番から13番まで「アーメン・コーナー」と呼ばれる]
- 12番ホール:ゴールデン・ベル(Golden Bell)、パー3、155ヤード
- 13番ホール:アザレア(Azalea)、パー5、510ヤード
- 14番ホール:チャイニーズ・ファー(Chinese Fir)、パー4、440ヤード
- 15番ホール:フィレットホーン(Firethorn)、パー5、530ヤード
- 16番ホール:レッドバッド(Redbud)、パー3、170ヤード
- 17番ホール:ナンディナ(Nandina)、パー4、440ヤード
- 18番ホール:ホーリー(Holly)、パー4、465ヤード
オーガスタ・ナショナル・ゴルフクラブはとりわけグリーンの難度が高いことで有名で、“オーガスタのグリーンには魔女が棲(す)む”とよく言われる。 グリーンは、小さな傾斜と大きな傾斜が重なりあっていてパッティングセンスが問われるもの でもある。雨が降ると、湿り風が吹き、10番のカメリアでは湿り風に捕まるとミスをすると 言われているほどである。また、雨はグリーンをも速くしてしまい、これもスコアを落とす 原因ともなっている。
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