カリフォルニアロール
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カリフォルニアロール (California Roll) は、巻き寿司の一種。加州巻き(かしゅうまき)ともいう。
ゆでたカニの脚の身(もしくはカニ風味蒲鉾)、アボカド、マヨネーズ、ゴマを、裏巻き(外側から酢飯、海苔、具の順になるように巻いたもの)したもの。ただし、アメリカのカリフォルニアロールにマヨネーズが使われている場合は極めて稀である。また、アメリカでは、アボカドとともにキュウリが巻いてある場合も多い。ゴマは外側からまぶしてある場合が多く、ゴマの代わりにとびっこ(飛び子)を使う場合もある。また、海苔を使わないこともある。
アメリカに寿司が浸透してゆく中で生まれた創作メニューで、日本に逆輸入され、大きな衝撃をもって受け入れられた。ロサンゼルスの寿司バーが発祥とされ説もあるが、1970年代前半にロサンゼルスの東京会館で作られたという説もある。1980年代には、アメリカ合衆国各地で作られるようになり、日本にも伝わった。
海苔になじみのないアメリカ人の抵抗を減らすために、生の魚介を使わず、海苔をご飯の内側にまきこんでいるのが特徴。カリフォルニアロールで酢飯に慣れたあと、徐々に日本で一般的な寿司に入ってゆくアメリカ人が多いといわれる。
[編集] 世界最長のカリフォルニアロール
2005年7月20日、アメリカカリフォルニア州の観光大使となったガレッジセールのゴリ扮するゴリエは、「ゴリエと行くカリフォルニアツアー」のイベントとして、長さ30メートルの「世界一のカリフォルニアロール」を作った。