ガイ・カワサキ
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ガイ・カワサキ(Guy Kawasaki、1954年 - )はアップルコンピュータの元エバンジェリスト。
[編集] 経歴
1954年、ハワイの日系移民の子供としてうまれる。父親は消防士、不動産業などの職業につき、後にはハワイ州の州議会議員にもなった。1976年にスタンフォード大学に入学。家族は、ガイに医師か弁護士になることを望み、彼はカリフォルニア大学デービス校のロースクールに進学するが、すぐに学校をやめ、カリフォルニア大学ロスアンジェルス校のビジネススクールに進学し、MBAを取得した。
その後、ノバ・スタイリングという宝石メーカに勤務し、宝石の営業を経験する。次に、エデュウェアという教育ソフトのメーカに勤務するが、アトランタにあるソフト会社に買収されてしまう。買収元の会社は、ガイにアトランタ勤務を命じるが、これを断った。スタンフォード時代の同級生で、アップルコンピュータで働いていたマイク・ボイチに誘われて、1983年にアップルコンピュータに入社する。
1984年の1月に登場したアップルのマッキントッシュであったが、対応するサード・パーティのソフトはほとんど無かった。そこで、アップルは外部のソフト会社にマック用のソフト開発を説得する職種であるエバンジェリストを作り、そこにマイク・ボイチや、ガイらを任命した。またガイは、アップルの優れた技術者を認定するアップル・フェローという制度を作った。
1987年にアップルを去り、4th Dimensionを販売していたACIUS社のCEOに就任。
1995年、経営の危機に瀕したアップルに再び呼び戻された。しかし1997年にスティーブ・ジョブズが復帰すると、再びアップルを離れた。