ガンダーラ (曲)
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ガンダーラ(Gandhara)は、主に1970年代から1980年代に活躍した音楽グループ、ゴダイゴの代表曲である。作詞は奈良橋陽子と山上路夫、作曲はタケカワユキヒデによる。西遊記シリーズのエンディング・テーマとして使用された(オープニング・テーマは同じゴダイゴの『モンキー・マジック』である)。1978年10月に日本コロムビアからシングル盤が発売され、彼らの作品としては最大数となる160万枚以上を売り上げた。
ガンダーラは古代インド地域にあった王国で、この曲の中では「インドにあった理想郷」を意味するという。彼らのバンド名の由来にもあるような、東洋の神秘的な世界への憧れがこの作品にこめられている。1970年代の終わり頃から、日本語のポピュラーソングの歌詞にもところどころに英語詞を取り入れた曲がヒットするようになったが、『ガンダーラ』のサビの部分は当時の曲としては革命的な響きがあった。
最盛期のゴダイゴの主なヒット作品には、『ガンダーラ』や『モンキー・マジック』のほかに、『ビューティフル・ネーム』『銀河鉄道999』『ホーリー&ブライト』などがある。