キリスィマスィ島
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![国際宇宙ステーションから撮影したキリスィマスィ島](../../../upload/shared/thumb/a/a0/Kiritimati-EO.jpg/275px-Kiritimati-EO.jpg)
キリスィマスィ島(Kiritimati、またはクリスマス島、Christmas Island とも呼ばれる)とは、キリバス共和国に所属する、珊瑚礁で出来たものとしては、面積が388平方キロメートルと世界最大の島である。名前の由来は、1777年、イギリスのジェームス・クックが同年のクリスマスに発見した事による。ハワイと同経度、北緯1.5°という赤道直下に位置するため、宇宙開発事業団 (現・宇宙航空研究開発機構) の無人宇宙往還機であるHOPE-Xの着陸実験場がここに計画された。同事業団はキリバスと協定を結び、放棄されていたイーオン飛行場 (Aeon Airfield) を2000年から20年間無償借用する予定であったが、HOPE-Xプロジェクト自体が凍結 (事実上の中止) となったため、着陸実験場の計画も消滅した[1]。2002年の9月から11月にかけて、HOPE-Xプロジェクトの一環である高速飛行実証実験 (HSFD)フェーズI飛行実証が行われている[2]。
1956-68年にイギリスが、1962年にアメリカが、それぞれ大気圏内核実験を行った。
なお、この地域は地球上で最も早く新しい1日が始まる時間帯「UTC+14」を採用している。
インドネシアの南のインド洋上に位置しオーストラリアが領有するクリスマス島との混同に注意。