ギル・ベイダー
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ギル・ベイダー(gilvader)は玩具メーカータカラトミー(旧トミー)が展開する『ゾイド』シリーズに登場する架空の兵器。
注意 : 以降に、作品の結末など核心部分が記述されています。
目次 |
[編集] ギル・ベイダー
ギル・ベイダー | |
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形式番号 | DBOZ-17 |
分類 | ワイバーン型 |
所属 | ガイロス帝国 |
全高 | 16.6m |
全長 | 43.2m |
全幅 | 36.7m |
重量 | 333t |
最高速度 | マッハ4 |
武装 | ビームスマッシャー×4 プラズマ粒子砲×4 ニードルガン×10 重力砲(G-カノン)×4 ツインメーザー レーダーシールド 磁気振動システム フェルタンク 後部切断翼×2 チタンクロー×4 ウイングバリアー×2 |
[編集] 機体解説
第一次大陸間戦争時代にガイロス帝国軍(暗黒軍)が開発した暗黒軍最強のワイバーン型超巨大飛行ゾイド。黒い装甲に4本の脚と翼を具えたドラゴンに近い姿となっている。共和国のサラマンダーを遙かに越える巨体を誇り、暗黒大陸から共和国首都まで無補給で往復可能で、単体での大気圏離脱能力を備えている。両翼に重力砲を4門、胸部にはプラズマ粒子砲とニードルガン、頭部には1対のツインメイザーと数多くの装備を持つ。 最大の武器は両翼、背部に装備した大小計4基の丸鋸状の兵器、ビームスマッシャーであり、丸鋸に吸い込んだ荷電粒子を放出して目標を切り裂く。
[編集] 作中での活躍
キット付属のゾイドグラフィックスでは単機で共和国軍の航空部隊を全滅させ、侵攻する共和国地上部隊を迎え撃つ描写がされていた。
新ゾイドバトルストーリー(小学館)では暗黒軍の最終兵器として登場した。隕石の中に姿を隠し共和国軍の前線基地を壊滅させ、共和国首都の爆撃の際にはグラハム大尉のガンブラスターを破壊、8万人もの市民の命を奪った。無敵を誇ったギル・ベイダーだったが、グラハム大尉が開発したオルディオスに搭乗したクルーガ中尉の決死攻により撃破された。
アニメゾイドジェネシスにおいては天空人の回想、記録映像の中で登場した。大変動直後の敵対勢力が使用していた機体という扱いであり、全身の呪文のような文字が黄色となっている。
[編集] ギルドラゴン
ギルドラゴン | |
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形式番号 | GZ-018 |
分類 | ワイバーン型 |
全高 | 16.5m |
全長 | 43.2m |
重量 | 333t |
最高速度 | マッハ4 |
武装 | ビームスマッシャー×4 プラズマ粒子砲×4 ニードルガン×10 重力砲(G-カノン)×4 ドラゴントライデント レーダーシールド フェルタンク 後部切断翼×2 ストライククロー×4 |
ギルドラゴンはアニメゾイドジェネシスに登場する架空の兵器。
[編集] 機体解説
カトーンの町の海底に眠る超巨大ゾイド。ソラノヒトによって生み出された伝説のゾイドで、ギルドラゴンはカトーンの町の一機だけではないとされる。ギルベイダーとは異なり、ウィングバリアーが無い代わりに全身はメタルZiコーティングが施してあり、頭部はツインメイザーではなく、ドラゴントライデントと呼ばれる角が装備されている。
ロン曰く、「ストライククローはどんなゾイドも一撃で粉々」
また劇中では天空人の回想の中でギルドラゴン及びギルベイダーが口から謎の光球を発射するのが確認された。
[編集] 作中での活躍
ロン先生のゾイド講座で2回登場し、また地下で眠っている状態で一度登場しているが、例によって設定の10倍以上の巨大ゾイドとなっている。大異変時に地上の人々を空へ送り届ける箱船となっていたが、何度も地上と空を往復し力つきたと言われている。37話では(過去の映像ではあるが)本家ギルベイダーが登場し、両者の対決が放映された。
ギルドラゴンはカトーンの町以外にもいくつか存在し、カトーンの町の機体は既に動かなくなってしまっていた。しかし、アイアンロックの地下に眠っていたギルドラゴンはまだ活動可能な状態であったため、ルージ達はギルドラゴンを復活させ空を目指した。
バイオラプターグイの追撃を振り切り、ソラシティへ到着したがその後バイオラプターグイの大群及びバイオプテラの猛攻を受け、ソラシティは墜落。ソラシティの住民を乗せ、ギルドラゴンはソラシティの脱出を謀るが、グイの攻撃によりギルドラゴンは片翼を失う。しかしなんとかズーリへ辿り着く事へ成功する。
ゲームゾイドサーガDSではラスボスのローズ(ロジーナ)が搭乗しアトレー達と戦うが、ギルドラゴンを倒すとギルベイダーに乗り換えて再び挑んでくる。