クグロフ
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クグロフ(仏:kouglof, スイス:Gogelhopf, 南ドイツ・オーストリア:Gugelhupf, Kugelhopf)はフランスの菓子 。グーゲルホップフ、クーゲルホフとも呼ばれる。
アルザス地方の伝統菓子。クグロフ型(斜めにうねりのある蛇の目型)にスライスしたアーモンドや乾し葡萄をいれて焼き上げたブリオッシュでフランス・オーストリアのクリスマスには欠かせないものである。
アルザス地方では、日曜日の朝に焼かれるパンでもあり、アルザス産の白ワインによくあうといわれる。 オーストリアでもどの家庭でもクグロフ型があり、クグロフ型で焼いたパンは全てクグロフとよぶ。
名前の由来にはドイツ語のクーゲル(球)+ホフ(僧帽)が語源であるという説と、リボーヴィレの町の陶工クゲルの名が語源であるという説がある。
フランスに亡命したポーランド王スタニラス・レクチンスキーやルイ16世の王妃マリー・アントワネットの好物。