クリフ・リー
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クリフ・リー(Clifton "Cliff" Phifer Lee, 1978年8月30日 - )は、アメリカ合衆国のアーカンソー州ベントン郡出身の野球選手。左投げ左打ちの投手で、2006年シーズン終了時点では、クリーブランド・インディアンズに所属している。
[編集] 経歴
2000年のドラフト4巡目でモントリオール・エクスポズ(現ワシントン・ナショナルズ)に指名され、その2年後の2002年の9月15日にインディアンズでメジャーデビューを果たす。初登板で初先発という大役を任されたが、6回途中まで投げ、4四球を与えたものの、被安打2、自責点1という抜群の投球を見せた(ただし勝利投手にはなっていない)。
その後、2003年はやや伸び悩んだかに見えたが、2004年は開幕から好調で、2004年の5月末では10試合に登板し、5勝0敗という素晴らしい成績を残していた。しかし、道のりは平坦ではなく、6月に入ると相手に研究されたことに加え、コントロールが甘くなるようになり、月間防御率が5点台にまで落ちた。さらに7月と8月は月間防御率が7点台で、6月以降の23試合で被本塁打は28本。最終的には14勝でシーズンを終えたが、防御率は5.43だった。
翌2005年は、前年に右打者に打ち込まれた点を考慮し、カッターで右打者を抑える投球を習得した。その結果、開幕から調子よく勝ち星を重ねることができ、最終的にはリーグ2位の18勝と、防御率3点台を残した。
2006年は5月に6試合で1勝4敗と調子を崩したが、6月は5試合で4勝と持ち直し、最終的には2005年ほどの数字は残せなかったものの、チーム2位の14勝をマークした。
[編集] 選手としての特徴
- 速球のスピードはさほど速くはないが(147km/h程度)、カーブ、カッター、スライダーなどのキレで勝負する技巧派投手である。
- 2004年にシンシナティ・レッズのケン・グリフィー・ジュニアにホームランを浴び、その仕返しとして次の打席で頭の近くに速球を投げ込んだ。これが原因で4試合の出場停止処分を受けている。
[編集] 年度別成績
年 | 所属 | 勝利 | 敗戦 | 防御率 | 試合 | 先発 | セーブ | 投球回 | 被安打 | 失点 | 自責点 | 被本塁打 | 四球 | 奪三振 |
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2002年 | CLE | 0 | 1 | 1.74 | 2 | 2 | 0 | 10 1/3 | 6 | 2 | 2 | 0 | 8 | 6 |
2003年 | CLE | 3 | 3 | 3.61 | 9 | 9 | 0 | 52 1/3 | 41 | 28 | 21 | 7 | 20 | 44 |
2004年 | CLE | 14 | 8 | 5.43 | 33 | 33 | 0 | 179 | 188 | 113 | 108 | 30 | 81 | 161 |
2005年 | CLE | 18 | 5 | 3.79 | 32 | 32 | 0 | 202 | 194 | 91 | 85 | 22 | 52 | 143 |
2006年 | CLE | 14 | 11 | 4.40 | 33 | 33 | 0 | 200 2/3 | 224 | 114 | 98 | 29 | 58 | 129 |
通算 | 5年 | 49 | 28 | 4.39 | 109 | 109 | 0 | 644 1/3 | 653 | 348 | 314 | 88 | 219 | 483 |