ケムラー
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注意 : 以降に、作品の結末など核心部分が記述されています。
[編集] ウルトラマンに登場したケムラー
特撮テレビ番組『ウルトラマン』第21話「噴煙突破せよ」(1966年12月4日放送)に登場。
- 別名:毒ガス怪獣
- 身長:35メートル
- 体重:1万トン
- スーツアクター:鈴木邦夫
死火山だと思われていた大武山より火山活動の再開により突如出現した怪獣。最大の武器は口から発光と共に吐き出す猛毒ガス。その成分は火山ガスと同じ濃度の高い亜硫酸ガスである。また、サソリの様な尻尾から二条の破壊光線を発射する。見た目以上に強敵で、スペシウム光線が効かないほどの強靭な皮膚を持つ。弱点は甲羅に隠れた心臓で、最期はここを科学特捜隊にマッド・バズーカで攻撃され、自ら火山の中に入り爆発した。
- 火口から初めて姿を現した際のBGMは『ウルトラQ』のオープニングであった。
[編集] ウルトラマンパワードに登場したケムラー
特撮テレビ番組『ウルトラマンパワード』第2話「その名はウルトラマン」(米国版サブタイトル:CATCH A KEMURA BY THTAIL)に登場。
- 体長:85メートル
- 体重:3万トン
毒ガス(ストーリーでは高濃度の亜硫酸ガス)は口からではなく尾の先から噴射し、長い舌で獲物を捕獲する点が旧作と異なる。顔つきも旧作に比べると非常に凶悪な雰囲気であるが、弱点などは同じであった(心臓ではなく脳に変更)。「27年前にアジアで大暴れした記録が残っている」という台詞からも、旧作と世界観がつながっていることが窺える。パワードと戦い、パワードに背中の殻を無理やり開かれたところをストライクビートルに攻撃されて倒された。ちなみに毒ガスの名前は、ブラッドガスという。