コーヒールンバ
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コーヒールンバ(coffee rumba)は、コーヒーをモチーフにホセ・マンソ・ペローニ(Jose Manzo Perroni)が作詞・作曲したMoliendo Café(モリエンダ・カフェ)を原曲とし、ペローニの甥でアルパ奏者のウーゴ・ブランコが演奏して世界的にヒットした曲。
[編集] 概要
実際には曲のリズムはルンバではなく、オルキデア(ウーゴ・ブランコが生み出したリズム形式)である。日本では1961年に西田佐知子、ザ・ピーナッツ(ただし両者の歌詞は異なる)らによりカバー版が競作されるが、中沢清二によるエキゾチック趣味の歌詞(原曲の詞とは全く無関係)で歌った西田佐知子の歌唱版が特に有名。
[編集] リメイク
その後も1980年代にフリオ・イグレシアスがカバーしたあたりから徐々に再評価の機運が高まり、国実百合(1991年)、Logic System、荻野目洋子(共に1992年)、井上陽水(2001年)らが日本語版を幾度と再カバーしてリバイバルヒットとなった。
アントニオ古賀の『クスリ・ルンバ』、大沢悠里・小鳩くるみの『麻雀・風呂つき・お酒ルンバ』(悠里・さこみちよによるリメイク版『麻雀・風呂つき・お酒ルンバもどき』も発売)、こぶ茶バンドの『こぶ茶ルンバ』など替え歌によるカバー版もある。
カバー版を発表した歌手以外にも西城秀樹、中澤裕子などがライブで歌唱し、またインストゥルメンタル曲としても様々なミュージシャンによりカバー、ライブ演奏される機会が多い。