ゴッドスピード
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ゴッドスピード
- 「成功」とか「幸運」といった意味の英語。旅立って行く人や、出港する船の乗組員の幸運や航海の成功を祈るのに使ったりする。葬式など、死出の旅路に向かう者へ捧げたりもする。
- 日本の競走馬。以下で述べる。
性別 | 牡 |
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毛色 | 鹿毛 |
品種 | サラブレッド |
生誕 | 1994年4月6日 |
死没 | - |
父 | ポリッシュネイビー |
母 | プリティシルバー |
生産 | 川上悦夫 |
生国 | 日本(北海道新冠町) |
馬主 | 近藤俊典 坪野谷和平 |
調教師 | 瀬戸口勉(栗東) |
競走成績 | 35戦11勝(うち障害20戦8勝) |
獲得賞金 | 3億6254万6500円 |
ゴッドスピードは日本中央競馬会(JRA)所属の競走馬。初戦は14着の大惨敗ながら3戦目で初勝利をあげると小倉3歳ステークスも連勝。次走デイリー杯3歳ステークスで13着に敗れた後府中3歳ステークスに勝利するなどムラのある成績を残す。4歳以降クラシック戦線では東京優駿(日本ダービー)でシンガリ負けなど完全にブレーキがかかって1998年1月の平安ステークスを最後に障害入り。
障害3戦目で突如2着に3,7秒差をつける圧勝をみせ、そのまま格上挑戦で重賞の阪神障害ステークス(春)へ、障害競走で賞金を稼いで菊花賞に出走するという離れ業を演じたニケスピリットなどと死闘を繰りひろげながら障害重賞2勝を含む5連勝。しかし春秋連覇を狙った阪神障害ステークス(秋)では落馬してしまう。その後もイマイチなレースが続き中山大障害(秋)も5着に敗れる。
翌1999年、障害オープン特別を連勝して復活をアピールするも、この年からのグレード制導入によりJ・GIとなった華の大障害中山グランドジャンプでは9着に惨敗する。秋復帰初戦京都ハイジャンプもロードアトラスに4秒近く千切られ色あせたかに思われたが、次走JG1中山大障害で後に名ジャンパーとして一時代を築くゴーカイを差し切ってしまう。ゴーカイはその後も何故か中山大障害の時は他馬の激走に遭い優勝することは出来なかった。同年、JRA賞最優秀障害馬を受賞。
その後は勝てず、2001年には地方・水沢競馬に移籍したが、2002年に引退。関係者の尽力もあって種牡馬入りし、現在は宮城県大崎市の斎藤牧場に繋養されている。
[編集] 主な勝ち鞍
- 1996年
- 小倉3歳ステークス(GIII)
- 府中3歳ステークス(GIII)
- 1998年
- 阪神障害ステークス・春(重賞)
- 京都大障害・春(重賞)
- 1999年-最優秀障害馬
- 淀ジャンプステークス(オープン)
- 春麗ジャンプステークス(オープン)
- 中山大障害(JGI)
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