サイコメトリー
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サイコメトリーとは、漫画『サイコメトラーEIJI』文庫版の最終巻にある作家・安童夕馬のコメントによると、その原作の執筆時に英語のサイコメトライズを、語呂を良くする為に作り出した造語だというが、この言葉はそれ以前に存在している。
コリン・ウィルソン著「サイキック―人体に潜む超常能力の探究と超感覚的世界」(三笠書房、89年初版)の冒頭にある、荒俣宏による解説中のサイコメトリーについての説明によれば、アメリカの神霊研究家であるジョセフ・ローズ・ブキャナン(1814-99)が提唱した用語であると書かれている。
現在は超能力の一つとして広く一般に認知される。 サイコメトリーの能力の範囲の厳密な定義はないが、最も主な特徴は、物体に残る人の残留思念を読み取ることである。 とりわけ液体に思念が残ることが多いとされ、テレビ番組などでは、湖や沼などで能力が使われることが多い。
この能力を操る人のことを、しばしばサイコメトラーと呼ぶが、木城ゆきとのSF漫画『銃夢』ではサイコメトリストと呼んでいる。