サリー
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細長い布からなっており、様々なスタイルで体を包み込むようにまとう。最も一般的なスタイルは腰に巻きつけて、片端を肩の上にまわす方法である。通常、胴の真中辺りまでの丈のブラウス(チョリと呼ばれる)の上に5m程度の長さの布を巻きつけ、残りをペチコートの上に巻く。いくつかのスタイルでは、8m程度の布を必要とする場合もある。
本来、サリーの着用スタイルは地域によって異なっていたが、19世紀後半より20世紀にかけてインドのナショナリズムが発達していった時に標準化され国民的衣装としての地位を確立した。
21世紀においてもサリーは愛用されており、インドには高名なデザイナーやブランドが多数ある。