ザンボラー
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ザンボラーは特撮テレビ番組『ウルトラマン』及び『ウルトラマンパワード』に登場した架空の怪獣。別名「灼熱怪獣」。
注意 : 以降に、作品の結末など核心部分が記述されています。
[編集] ウルトラマンに登場したザンボラー
『ウルトラマン』第32話「果てしなき逆襲」(1967年2月19日放送)に登場。
- 身長:40メートル
- 体重:2万トン
- スーツアクター:鈴木邦夫
鎌倉近郊に突如出現した怪獣。最大の武器は、頭部、背中の突起から出す熱光線。発射方法が特殊で、赤い閃光と共に発射する。瞬時に相手に当たる為、光線自体は視認出来ない。当たったものは瞬時に爆発、炎上する。これによって山火事を起こしたり山中にあった化学工場を破壊し、出動したM4中戦車を数台炎上させた。ただし一定の距離がないと炎上しないのか、科特隊ハヤタ・パティ・イデ隊員は気を失う程度で済んでいた。あまりにも体温が高すぎるために、科学特捜隊の冷凍弾すら有効な手段とはなりえない。ウルトラマンにも熱光線を浴びせ、一時は優勢に立ったが、最期はスペシウム光線で倒された。
- 着ぐるみはガヴァドンBを改造。
[編集] ウルトラマンパワードに登場したザンボラー
『ウルトラマンパワード』第7話「灼熱の復讐」(米国版サブタイトル:FIRES BELOW)に登場。
- 身長:87メートル
- 体重:5万トン
人間の自然破壊に怒って出現したとされる。緑色のボディと赤い角や背びれはまさに山火事を彷彿させるもので、500度を超す自身の体温により周囲を自然発火させて炎に包み、高温で周辺の大気が屈折する為に衛星レーザーも歪み、メガ・スペシウム光線すら跳ね返してしまうなど、いかなる攻撃をも寄せ付けなかった。ウルトラマンパワードがテレパシーを送ることによって説得され、何処かへと立ち去ったが、その際のパワードのとったポーズがザンボラーに「祈る」ような姿であり、これが「必殺技が通用しなかったために拝み倒して帰ってもらった」としてファンの間で話題になった。
- 巨大な着ぐるみは二人のスーツアクターによって演じられていた。