シラバス
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シラバス(Syllabus)とは、講義・授業の大まかな学習計画のこと。 講義・授業の内容・教材・成績評価方法などについて簡単にまとめられている。
主に、児童・生徒・学生・進学希望者、及びその保護者らに、講義・授業の内容、学習計画を周知させる目的で作成される。 シラバスの作成は、日本では、主として大学で導入されており、また小・中・高校でも広く作られるようになった。また、教科書発行会社も、自社が発行する教科書に基づいた標準的な学習計画をシラバスとして作成し、参考としてホームページなどで公開している場合もある。
シラバスを作成する利点は、
- 学習の流れを学生が理解し、スムーズに授業を受けられる
- 指導者にとっても、学生に対してスムーズに指導を進められる
ことなどが挙げられる。
また、2006年に起こった高等学校必履修科目未履修問題の関係で、履修状況のチェックにも利用されている。
大学のシラバスの主な内容は、講義名、教官が誰であるか、取得単位数、講義の開かれる学期・期間、使用教材、講義の目的、講義の対象者、講義による到達目標、成績評価方法など、およそ学生が講義を受け単位を取得するにあたって必要な情報である。
高等学校のシラバスの主な内容は、科目名や取得単位数、年間の授業時間数、使用する教科書、学習の到達目標、各学期及び各期間ごとに行われる各単元の大まかな内容、どのような観点や方法で評価を行うか、などである。