シルキュイ・ディジョン・プルノワ
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シルキュイ・ディジョン・プルノワ(Circuit Dijon-Prenois)はフランス、ディジョン郊外の小村、プルノワにあるサーキット。高地にあり、比較的高速で走ることが出来るサーキットであることから、ヨーロピアンスタイルのサーキットの中にあって特異性のある部類に入る。
F1グランプリもフランスGPとして1974年から1985年まで5回、1982年にはスイスGPとして開催されるなど利用が盛んだったが、現在F1ではマニ・クール・サーキットが利用されている。1974年のF1初開催においては3.289kmの短いレイアウトで開催したが、その後改修が行われ3.800kmと現在の水準からもやや平均寄りな長さとなり、その後もF1でも使用された。
このサーキットは高地にあり空気が薄く低抵抗で、低速コーナーが少ないレイアウトであるため、1970年代のF1開催当時のF1マシンで一周平均速度が最高で時速200km近くにもなる高速サーキットである。しかもその気圧の低さが影響しエンジンの調整を難しくしている。低速コーナーらしい低速コーナーが1つしかなく、気圧の低さからも気圧の悪影響を受けにくく立ち上がりの悪いターボエンジンには非常に有利なサーキットであり、F1でのターボエンジン初勝利も1979年にこのサーキットで達成されている。
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[編集] 外部リンク
- Circuit Dijon-Prenois(フランス語)
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