ジョエル・ブリュアン
出典: フリー百科事典『ウィキペディア(Wikipedia)』
ジョエル・ブリュアン(Joel Bruant, 1948年 - )リヨン近郊のサンテ・ティエンヌ生まれ。ポール・ボキューズ のスー・シェフ(2番手)を経て1972年にボキューズ提携のレンガ屋開店のため来日。1980年、南青山(表参道)にレストラン・ジョエルを開店。現在、フランス料理アカデミー日本支部会長。フェルナン・ポワンからポール・ボキューズ を経て脈々と続くクラシックなフランス料理に定評があるが、その日の素材から閃きで作り出す創作料理も素晴らしい。またリヨンの郷土料理を昇華させた数々のスペシャリテもある。幼い頃から食道楽の両親に連れられてポワンのピラミッドやメール・ブラジエをはじめとするリヨン廻りのレストランの黄金時代の料理を食べ歩いた経験を基にしたクラシックな料理や17~19世紀の料理の再現を行うなど,日本におけるフランス料理の生きた博物館としての役割も果たしている。今は亡きパティシエのアンドレ・ルコントと彼が日本のフランス料理の発展に果たした役割は極めて大きい。
2007年2月末に表参道のレストランの26年の歴史を終え,3月30日に六本木の防衛庁跡地の東京ミッドタウンにスタッフとともに移動,新しいレストランキュイジーヌ・フランセーズJJを開いた。
[編集] スペシャリテ
- 鱸(スズキ)のパイ包み焼き ソース・ショロン
- オマール海老のグラタン トリュフ風味
- トリュフとフォアグラのパイ包み焼き ソース・ペリグー
- 川カマスのクネル ソース・ナンチュア(リヨンの伝統料理)
- 鶉のロースト 愛の巣仕立て ジョエル風
- 地鶏のフリカッセ ワインヴィネガー風味(リヨンの伝統料理)
- ブレス鶏のムーサカ見立て
- ブレス鶏のヴェッシー包み ソース・フルーレット(リヨンの伝統料理)
- ガトー・ショコラ インペリアル ジョエルのスペシャリテ