ジョージ・ウィンストン
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ジョージ・ウィンストン (George Winston1949年)はアメリカ合衆国ミシガン州生まれモンタナ州育ちのピアニスト。
彼の代表曲は彫刻の森美術館のBGMにも使用されているアルバムAUTUMN収録の"Longing/Love"(あこがれ/愛)。
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[編集] 概要
その自然風景を反映するジョージのプレイは癒し系音楽(ニュー・エイジ・ミュージック)と認知されている。ニュー・エイジアーティストとして認知されているも、ファンはジョージのプレイをヤニー(w:Yanni)のようなイージーリスニングジャンルと同じ分類ではないとみなしている。ジョージは彼自身のプレイスタイルをRural Folk Pianoと呼んでいる。また、彼はR&Bやジャズ、ブルースやロックなどからも影響を受けており、特にドアーズからは強い影響を受けたと語っている。
[編集] 経歴
1972年にBALLADS & BLUES -1972でソロ・ピアニストとしてデビューをすると、モンタナの春夏秋冬を表現した四部作であるAUTUMN(1980年)、WINTER INTO SPRING(1982年)、DECEMBER(1982年),SUMMER(1992年)をリリースし、メディアやコアなリスナー層から高い評価を受けた。1994年にリリースされたFORESTは1996年度のグラミー賞ベスト・ニューエイジ・アルバムに選ばれた。1996年にリリースされたLINUS & LUCY - THE MUSIC OF VINCE GUARALDIではジャズピアニストとのコラボレーションにより新たな一面を覗かせるも、1999年にリリースされたPLAINSではモンタナを連想させるジョージ独自のニューエイジを聞かせてくれた。2002年には、大好きなドアーズへのオマージュを込めたカヴァー・アルバムNIGHT DIVIDES THE DAY – THE MUSIC OF THE DOORSをリリース。2004年には彼の原点回帰作とも言えるMONTANA - A LOVE STORYをリリースした。
[編集] その他
- 年間のほとんどをツアー公演している。
- ピアニストとしてだけでなく、ギターやブルース・ハーモニカの腕も相当なものであり、コンサートではよくピアノの合間に演奏される。
- コンサート中は裸足でプレイしている。
- アルバムジャケットの解説によると、譜面を一切発売しないことでも知られる。(かつては一時期ドレミ音楽出版より譜面が販売されたが、すぐに廃盤となった。)