スタイリスティックス
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スタイリスティックス(The Stylistics)はアメリカのブラックミュージックのグループ。フィラデルフィア・ソウルの主要アーティストの一つ。他の黒人コーラス・グループよりも甘く洗練されたスタイルが持ち味。
[編集] 歴史
1968年結成。1971年にトム・ベルのプロデュースでデビュー。「ビッグ・ガール」をヒットさせる。アルバム「スタイリスティックス登場」に収められた「ユー・アー・エヴリシング」は、後にダイアナ・ロスとマーヴィン・ゲイのデュエットによるカバー・バージョンが大ヒットした。
1974年にリリースされた「誓い(You Make Me Feel Brand New)」は彼らの最大のヒットとなった代表曲。現在もソウルのスタンダードとして歌い継がれ、数多くのアーティストがカバーしている。その後も1975年にヴァン・マッコイのプロデュースによるディスコ調の「愛がすべて(Can't Give You Anything (But My Love))」などをヒットさせた。
1980年代以降はヒットに恵まれないながらも、メンバーチェンジを繰り返しながら現在まで地道に活動を続けている。また2004年にはオリジナルのリードシンガー、ラッセル・トンプキンスJr.がニュー・スタイリスティックス(The New Stylistics)を結成して活動中。
[編集] 余談
余談ではあるが、木村拓哉 (SMAP)出演のマンダム「ギャツビー」シリーズに「愛がすべて(Can't Give You Anything (But My Love))」の替え歌が使われている。これがきっかけなのかは定かではないが、2007年1月22日放送のSMAP×SMAP (フジテレビ)でSMAPと共演を果たしている。