スターゲイト

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スターゲイト』(Stargate)とは、1994年に公開されたアメリカのSF映画のタイトル。また、物語のきっかけとなる環状遺跡の呼称。

映画およびその派生作品の物語は、エジプトで発見された謎の環状遺跡スターゲイトを中心に、それを管理する組織の隊員達が織り成すアクションストーリー。詳細はストーリーを参照のこと。

映画監督は「インデペンデンス・デイ」などの有名作を生み出したローランド・エメリッヒ。 続編として、テレビドラマ『スターゲイト SG-1』(Stargate SG-1:略称は SG-1)や『スターゲイト アトランティス』(Stargate: Atlantis:略称はアトランティス)などが有る。 また、テレビゲームやアニメにもなっている。



注意 : 以降に、作品の結末など核心部分が記述されています。


目次

[編集] 遺跡スターゲイトとは

スターゲイトは、1928年エジプトギザ高原で発掘された巨大な金属製の環である。環状部分には、39種類のシェブロン(シンボル)と呼ばれる文字が刻まれており、発掘当初は何らかの破壊兵器であると考えられていたが実際には星間移動装置であった。宇宙四大種族のうちの一種族、エンシェントによって創り出されたものと考えられている。ゲイトを構成する物質はナクアダと呼ばれる(架空の)鉱石から精製される金属で、地球上には存在しない。

星間移動はゲイト同士の間で行われ、目的地に存在するゲイトへ繋ぐ為にはホームダイヤル(Dial-Home Device:略称はDHD)と呼ばれる装置を用い、目的地の宇宙における空間座標を示す記号6個と、現在位置を示す1個の記号の合計7個のシェブロンを入力することで接続される。地球ではDHDが発見されなかった為にコンピュータのプログラムでダイヤルシークエンスを再現している。地球のシンボルはゴアウルドの間でも有名である。

7番目のシェブロンを入力しゲイトを作動させると、内縁部にイベントホライズン(事象の地平線)が発生し、ゲイト間にワームホールが形成される。イベントホライズンが発生する際には震度3程度の振動が発生するため、地球のゲイトには衝撃吸収ダンパーが設置されている。ゲイト内縁部のイベントホライズンを通過する際、物質はエネルギー粒子に転換され、目的地ゲイトのイベントホライズンで再構成される。

望まない訪問者を通過させない方法として、イベントホライズンを発生出来ない状態にする、もしくは対象物の再構成を防ぐことが用いられる。前者には、古代エジプト人がしたようにゲイトを地中に埋めるといった原始的な方法があり、後者には、SG-1基地にあるスターゲイトのように、イベントホライズン前面の極間近にシャッターの類を設置する方法がある。SG-1基地のゲイトに設置されているシャッターはトリニウム製で、アイリス虹彩)と呼ばれており、イベントホライズンとの隙間は僅かに3マイクロメートルで物体の再構成は不可能である。

スターゲイト計画は年間に74億ドルの予算を使い、そのうちの10億ドルはゲイトを作動させるための電気代である。通常、ゲイトを動作させるための電力供給は、セットになっているホームダイヤルからなされるが、地球ではホームダイヤルが発見されなかったため、電源は一般の発電所からの供給に頼っていることによる。また、地球のゲイトではホームダイヤルが無い為、10%余計に電力を消費する。 ペガサス銀河のスターゲイトは、デジタル式のダイヤル方式になっているため、太陽系のゲイトの様にエネルギーさえあればダイヤルとはいかず、手動ダイヤルは困難な仕組みになっている。ペガサス銀河のアトランティスは、ゲイトのダイヤルが他とは異なり制御室を設けてありそこからダイヤルする仕組みになっている。

また、アトランティス独自の移動手段、パドルジャンパーという輸送機は、操縦席からダイヤル可能になっており、エンジン兼ドローン発射口を機内に格納することで、ゲイトも通過できる設計になっている。ペガサス銀河のゲイトは宇宙空間に浮遊している場合もあり、ジャンパーで移動した方が安全であり、敵対勢力も小型戦闘機"ダーツ"からダイヤル出来る。

[編集] ストーリー

[編集] 映画版スターゲイト

1928年にエジプトの遺跡から、謎の文字が描かれた巨大な"輪"が発見された。66年間巨大な輪の謎は解けず米空軍に保管されていたが、突飛な学説を提唱し異端扱いされていた考古学者ダニエル・ジャクソンによりその謎は解かれた。その輪はどこか別の星にあるもう一つの輪と空間を超えて繋ぐ物体だった。米空軍はその輪を“スターゲイト”と名付け、ゲイトの先を探索するための秘密部隊を編成した。部隊の責任者ジャック・オニール大佐と共に、古代言語読解能力を買われダニエル・ジャクソンもゲートをくぐる旅に出る。瞬時に見たことも無い遺跡の中に到着した彼らは、古代エジプトと同じような生活をする人々と出会う。ダニエルの調査により彼らは"ラー"と呼ばれる古代エジプトの神を名乗る生命体に支配されている事や彼らがはるか昔に地球から連れ去られた人々の末裔である事が判明する。次第に打ち解けたオニール大佐一行は、ラーの支配から開放されたいと言う古代地球人の末裔とともにラーへの抵抗運動を開始する。

[編集] スターゲイト SG-1

スターゲイト SG-1の項を参照。

[編集] スターゲイト アトランティス

スターゲイト アトランティスの項を参照。

[編集] スターゲイト インフィニティ

SG-1から30年後の地球はエイリアンと交流する世界になっていた。スターゲイト・コマンドはSGC士官候補生のチームの リーダーのガス・ボンネル少佐が不祥事を起こしたとしリーダーを解任。同時期にエンシェントの遺跡から発掘されたミイラよりエイリアンが出現。しかし、アーノルド大尉に偽装したエイリアン、シェイプ・シェプターの工作により、アイリスが開かれ、エンシェントのエイリアンを狙いにSGCに侵攻。ガス・ボンネル少佐率いる士官候補生のチームが対抗し、SGCからエンシェントのエイリアンと共に脱出。しかし、アーノルド少佐に偽装したシェイプ・シェプターの工作でSGCの将軍にガス・ボンネル少佐率いるチームのアイリス・オープンコードの消去を提案。こうして、行き場を失った彼らはアーノルド大尉救出とエンシェントのエイリアンの秘密を探るべく他の惑星へ旅立つ。

[編集] スタッフ

[編集] 映画版

  • 製作総指揮:マリオ・カサール
  • 製作:ジョエル・B・マイケルズ、オリバー・エバール、ディーン・デブリン
  • 監督:ローランド・エメリッヒ
  • 脚本:ディーン・デブリン、ローランド・エメリッヒ
  • 撮影監督:カール・ウォルター・リンデンローブ
  • 音楽:デビッド・アーノルド
  • プロダクションデザイン:ホルガー・グロス
  • 特殊視覚効果指揮:キット・ウエスト
  • デジタル視覚効果:クライザー・ウォークザック・コンストラクション

[編集] SG-1

スターゲイト SG-1の項を参照。

[編集] アトランティス

スターゲイト アトランティスの項を参照。

[編集] インフィニティ

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[編集] キャスト

[編集] 映画版

[編集] SG-1

スターゲイト SG-1の項を参照。

[編集] アトランティス

スターゲイト アトランティスの項を参照。

[編集] インフィニティ

  • ガス・ボンネル少佐:デール・ウィルソン
  • ステイシー・ボンネル:
  • R・J・ハリソン:
  • シアトル・モントヤ:ベティーナ・ブッシュ
  • エコー:

[編集] 外部リンク